今週は中山芝2200mで行われるオールカマーについて検証していく。(といってももう水曜日なのだがw。)先週は3歳馬限定のセントライト記念が行われたが、同コースで行われる。

そしてセントライト記念の際に散々記したが、このオールカマーでも重要になってくるのが、「非根幹距離実績」である。

求められる非根幹距離実績

根幹距離と非根幹距離ではレース質が異なる場合が多く、非根幹距離巧者は確実に存在する。その代表格が、有馬記念を制したマツリダゴッホだ。

マツリダゴッホは有馬記念も含め重賞を6勝しているが、そのすべてが非根幹距離。なんとオールカマーに至っては3連覇の快挙をなしとげている。

マツリダゴッホだけではない。歴代好走馬を見てみると、非根幹距離実績の重要性が明らかになる。

2012年
ナカヤマナイト
共同通信杯制覇
AJCC2着

ユニバーサルバンク
共同通信杯、京都新聞杯2着

2011年
アーネストリー
宝塚記念制覇

ゲシュタルト
京都新聞杯制覇

カリバーン
非根幹距離3戦2勝2着1回

2010年
シンゲン
エプソムC制覇
前年オールカマー3着
非根幹距離3戦3勝

ドリームジャーニー
有馬記念制覇
宝塚記念制覇

トウショウシロッコ
セントライト記念2着
オールカマー3着
AJCC3着

2009年
マツリダゴッホ
前述

ドリームジャーニー
前述

シンゲン
前述

ご覧のとおり、過去4年を見ても全頭が非根幹距離での実績があった。また、見て分かる通り、非根幹距離はリピーターレースになりやすい性質を持っているだけに、過去中山芝2200mの重賞で好走した経験を持つ馬には警戒が必要だ。

となると、中山芝2200mの重賞で実績のあるこの馬は、やはり有力だと言わざるを得ない

その馬の名は→(現在15位前後)