前回は「セントライト記念の好走血統」について触れてきた。
今回も引き続きセントライト記念について記していく。前回はノーザンテーストやボールドルーラーの血が強調できると書いたが、今回注目したいのは「大穴血統」。
ずばり、「セントサイモン(リボー)」だ。
セントライト記念は非根幹距離レース。ラップを見ると道中の緩みがほとんどなく、よどみないペースで流れることが特徴だ。
ペースが緩まないということは、スタミナや底力が問われるということ。そうなると、セントサイモンに勝る血はない。
実際、過去多くの馬たちがセントサイモンの血を持っていた。
2012年
2着 スカイディグニティ(14番人気)
父母父グロースターク(セントサイモン系)
母母父アレジット(セントサイモン系)
2011年
3着 サダムパテック(1番人気)
父母父ルファビュルー(セントサイモン系)
2010年
3着 アロマカフェ(2番人気)
父母父ローソサエティ(セントサイモン系)
2009年
1着 ナカヤマフェスタ(2番人気)
母父タイトスポット(セントサイモン系)
2着 セイクリッドバレー(4番人気)
5代前にリボーの血
2008年
1着 ダイワワイルドボア(9番人気)
母母父アレジット(セントサイモン系)
2着 マイネルチャールズ(1番人気)
父母父グロースターク(セントサイモン系)
ご覧のとおり、毎年セントサイモンの血を持った馬が好走している。しかもスカイディグニティやダイワワイルドボアのように、人気薄にも関わらず激走した馬がセントサイモンの血を持っていた。これは注目してみていくべきだ。
となると、セントサイモンの血を持つこの馬は、「面白い穴馬」になりそうだ。