昨日はオールカマーで必要な実績について検証した。
今回はオールカマーの「血統」について記していく。同じ条件で行われたセントライト記念同様、オールカマーでは「ノーザンテースト」と「セントサイモン(リボー)」の血が重要になっていくる。
実際、過去5年の連対馬10頭中9頭はこの「特注血統」のどちらかを(または両方を)持っていた。
2012年
1着 ナカヤマナイト(2番人気)
父母母父ノーザンテースト
2着 ダイワファルコン(4番人気)
母母父ノーザンテースト
2011年
1着 アーネストリー(1番人気)
母母父ノーザンテースト
5代前にリボー
2着 ゲシュタルト(6番人気)
父母父ローソサエティ(セントサイモン系)
2010年
2着 ドリームジャーニー(1番人気)
ノーザンテーストの4×3
2009年
1着 マツリダゴッホ(3番人気)
5代前にリボー
2着 ドリームジャーニー(1番人気)
ノーザンテーストの4×3
2008年
1着 マツリダゴッホ(1番人気)
5代前にリボー
2着 キングストレイル(6番人気)
母父ノーザンテースト
ご覧のとおり、10頭中9頭の連対馬は“特注血統”を持っていた。例外のシンゲンは、昨日記した通り超非根幹距離巧者。このレースに臨むにあたり、非根幹距離は3戦3勝、前走はエプソムC(芝1800m)を制しての参戦だった。
「ノーザンテースト」と「セントサイモン(リボー)」。この血を持っている馬は今年も注意が必要だ。
今年、この2つの“特注血統”を持っている馬はたったの1頭。当然、注目していくべきだろう。