衝撃のニュースが飛び込んできた。2003年、2004年のマイルチャンピオンシップ連覇など、GI3勝を上げた名馬デュランダルが、7日に死亡した

03年・04年のマイルチャンピオンシップを連覇するなどGIを3勝し、現役引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションにおいて種牡馬として供用されていたデュランダル(牡14歳)が、7月7日にブリーダーズ・スタリオン・ステーション(北海道沙流郡日高町)で死亡した。8日、JRAが発表した。

株式会社サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの遠藤幹氏(取締役業務部長)は「7月7日の16時頃、馬房内で死亡いたしました。心臓麻痺の疑いがあります。エリンコートを始めとする活躍馬を送り出し、今年も42頭の種付けを行うなど、若くして将来有望な種牡馬でしたので、関係者の皆様には申し訳ない気持ちで一杯です。同馬の冥福を心よりお祈りいたします」とコメントしている。
(サンケイスポーツより)

本当に残念。デュランダルは……

父:サンデーサイレンス
母:サワヤカプリンセス
母父:ノーザンテースト

という血統。競走馬時代は最後方に控えて切れ味鋭い末脚を繰り出し、前にいた馬全頭をなで切る“稀代の切れ味”を持ったスピード馬として大活躍した。

特に2度目のマイルチャンピオンシップを勝った際の馬場アナウンサーの実況、「デュランダル〜〜〜!名刀の切れ味は今年も衰えていません!!」は、心に残っている。

種牡馬となったあとも、フラガラッハやエリンコートなど、活躍馬を輩出。ダービー馬や天皇賞馬といった“王道”を歩んできた種牡馬に比べれば地味な存在だったが、その分、人気にもなりにくく穴党としてはいい“相棒”だった。

特にデュランダルは短距離のイメージが強く、中距離以上になった時に嫌われる傾向にあった。その割によく走ってくれるので狙い目だったわけだが……。

一競馬ファンとして、馬券ファンとして、穴党として、とても残念。。。ご冥福をお祈りします。