(C)阪神サラブレッドクラブ

宝塚記念が終わり、競馬のシーズンも一区切り。秋への充電期間とする馬も多いし、世間の注目度も下がる。

ただだからといって競馬好きが競馬をやめていられるかと言われると、まぁやめられないわけで(笑)。夏競馬も大いに楽しんでいきたい。

さて、今週は秋への飛躍を目指す馬たちが集まるラジオNIKKEI賞が行われる。まずは的中へのカギを握る血統について見ていこう。

福島芝コースは小回りで、1800mは持続力レースになりやすい。つまり、持続的なスピードを使うことのできる血統が有利になる。となると、グレイソヴリン系に勝るものはいない。過去3年で父グレイソヴリン系の成績は以下だ。

父グレイソヴリン系
(2−7−3−13)
複勝率48%
複勝回収値148

ご覧のとおり、非常に高い好走率を誇っている。もちろんこれは一頭の種牡馬に限定した数字ではない。ジャングルポケットを筆頭に、テレグノシス、チチカステナンゴ、スターオブコジーンといった種牡馬の産駒が激走している。ラジオNIKKEI賞でも強調できる血統だということは間違いない。

また、母父グレイソヴリン系トニービンも複勝回収値97と高い成績を残しているだけに、父系だけでなくグレイソヴリンの血を色濃く持つ馬には警戒が必要だ。