今週は函館スプリントSの血統傾向や好走脚質について見てきた。
今回はさらに踏み込んで、函館スプリントSで強調できる血統を見ていきたい。
函館芝1200mの種牡馬事情を見てみると、ある一頭の種牡馬が浮上してくる。その種牡馬の名は「ダンジグ」だ。
ダンジグの特長は「暑さに強い」こと。
例えば過去3年、父ダンジグ系の6月〜8月までの複勝率は37.8%。これは数いる大種牡馬の系統の中でも最高の数字だ。(ちなみに2位は、セントサイモン系の34.1%)
ダンジグは夏競馬で最も強調できる種牡馬の1頭で、函館芝1200mでも抜群の成績を残している。父ダンジグ系は函館芝1200mで過去3年で複勝率44%、複勝回収値は120というのだから無視する訳にはいかない。
今年もダンジグの血を持っている種牡馬には大注目だろう。