フィフスペトル

5月29日、ブエナビスタの妹で阪神ジュベナイルフィリーズ馬のジョワドヴィーヴルが調教中の故障により予後不良となりました。

ジョワドヴィーヴルが予後不良…ブエナビスタの妹が逝く

そして今日、今度は安田記念に出走予定だったフィフスペトルが左第一趾骨粉砕骨折骨折を発症。安楽死の処置が取られ、2日連続でGIで連対するほどの有力馬なこの世を去ってしまいました……。

30日午前、2008年朝日杯FS、2011年マイルCSなどGIで2着2回、重賞2勝を挙げたフィフスペトル(牡7、美浦・加藤征弘厩舎)が、けさ美浦トレセンで行われたウッドチップコースで追い切りの際に左第一趾骨粉砕骨折骨折を発症し、予後不良と診断。その後は、残念ながら安楽死の処置が取られた。

同馬は今週末に行われる安田記念に出走予定で、最終追い切りを行っている最中にまさかの不幸に見舞われる形となった。
(netkeibaより)

「ガラスの脚」と形容されるほど繊細なサラブレッドにとって、けがは隣りあわせて常に危険はつきまとっています。思わぬタイミングで最悪の事態になる可能性があるということを、ここ2日で改めて思い知らされましたね。

競馬を知らない(というか馬をわかっていない)一般のかたにとって「安楽死の処置」という表現はショッキングなはず。

何とか助けてあげられないのか? 誰もが思うことでしょう。

しかし、500キロもある体重を3本の脚で支えることはできず、脚の血行不全を起こして脚が腐ってしまい「蹄葉炎」を発症します。なんとか生かそうとしても、悶え、苦しみながら死んでいく未来は変えられないのです。だから安楽死という処置がとられる。本当に残念ですが。

調教師をはじめ、競馬に関わる方々は最新の注意を払っていると思いますし、彼らを責めることはできません。1ファンとしたは、ただただこういった悲劇が起こらないよう、祈るばかりです。

最後に、フィフスペトル、今までありがとう。安らかに。