サダムパテック、ボスが香港マイルへ…積極的な海外遠征は大歓迎

香港GIへ臨むサダムパテック（C）arima0208

マイルチャンピオンシップを制したサダムパテックと同2着のグランプリボスが、12月9日に行われる香港マイル（GI／芝1600m）への出走を決めた。

日本馬では他にも既にカレンチャンとロードカナロアの2頭が香港スプリント（GI／芝1200m）への出走を表明している。さらに今後の動向次第だが、ルーラーシップなども香港カップ（GI／芝2000m）へ参戦する可能性も。

香港国際競走への参戦は今に始まったことではなく、ステイゴールドやアグネスデジタルなど多くの日本馬がGIのタイトルを手にしてきている。今年も少なくとも4頭のGIホースが香港へ。この積極的な姿勢は歓迎すべき流れだろう。

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今まで何度も記してきたことだが、日本馬の海外遠征は歓迎すべきことだ。今や日本馬は世界でもトップのレベルにあるのだから、国内にとどまっている理由はない。むしろとどまっていては馬の可能性を潰すことになる。

もちろん、日本もレースが充実しているのだから無理にいく必要はない。ただ、2000mがベストの馬が無理にジャパンカップや有馬記念を使う時代ではないと思う。

天皇賞秋を使い、香港を目標に調整するような選択肢はあってよいのではないだろうか。

特にマイルやスプリント路線を歩む馬たちは12月に使うレースが国内にない。阪神カップは超GIIと呼ばれる格式の高いレースだが、GIIはどこまで行ってもGII。GIのタイトルより箔が付くわけではない。

遠征費用や調整の問題など、課題は少なくないだろうが、積極的な海外遠征を応援していきたい。また、欧州と違い、周囲の国々がすべて競馬に熱心なわけではないのだから、香港という選択肢を大切にしていってほしいと願う。

さて、今週はジャパンカップ。この超GIは半端な馬では好走できない。近走の充実や圧倒的な戦績が必要だ。そう考えると、穴馬として期待できるのはこの馬だろう。その馬の名は……

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