ホクトスルタンよ、安らかに (C)arima0208

10月7日に行われた京都4Rでメジロマックイーン産駒のホクトスルタンが競走中に左第1指関節脱臼を発症し、予後不良の処分が取られた。

ホクトスルタンは3歳時に阿寒湖特別で勝利し、菊花賞へ駒を進めて6着。明けて4歳の春にはサンシャインSで2位以下を1秒も突き放す快勝を収め、天皇賞春へと出走した。

メジロアサマ、メジロティターン、そしてメジロマックイーンと続く天皇賞春馬の血。父子4代制覇に期待がかかる中、アドマイヤジュピタから0.5秒差の4着に終わった。

その後、目黒記念を制覇したのを最後に低迷し、翌年の天皇賞春でも15着と惨敗。結局、その後は1度も勝利することができず、その生涯の幕を閉じた。



「競馬は血のロマン」を体現してくれた馬

サンデーサイレンス系全盛の時代では活躍することは厳しかっただろうが、それでも多くの夢を見せてくれた馬だし、ファンも多いのではないだろうか。

特にこの血統を語る上で天皇賞春を抜きにしては語れないだろう。メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンと続いた天皇賞春馬の血統を、ホクトスルタンが継いでくれるのではないか。そんな期待すら持たせてくれた、可愛らしい芦毛の馬だった。

メジロマックイーン産駒でGIIを勝ったのはこの馬とディアジーナ(フローラS)のみ。近年はステイゴールド産駒の母父として脚光を浴びてきたメジロマックイーンだったが、父系としては血を伸ばせなかっただけに、ホクトスルタンの最後も残念なものとなってしまい悲しい限りだ。

今はただただ、安らかに眠ってほしいと祈るばかりである。

秋華賞の適性が最も高いのは……

さて、今週は牝馬3冠最後のタイトルである秋華賞。ジェンティルドンナの3冠がかかる注目のレースだが、果たしてアパパネ以来の記録は達成されるのか。

とはいえ、秋華賞が行われる京都内回り2000mの適性が高いのは、ジェンティルドンナよりもこの馬だろう。それは……

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