インフルエンザのウイルスとの戦いに勝利しつつある今日このごろ。もうほぼほぼ回復して運動も始めているので週末へ向けた不安はありません! ご心配おかけしました!

休んでしまった分、週末に恩返ししたいところ。しっかり考察していきますね。

今回は、桜花賞について。ズバリ「波乱の可能性はあるのか?」という点について探ります。



荒れる桜花賞の傾向

【桜花賞2016】予想考察!JRA出走予定登録馬と好走血統

こちらの記事に書いたように、阪神芝外回り1600mは実力が問われる舞台です。基本的に強い馬が順当に走る。桜花賞も例に漏れず、基本的に強い馬が実力の通り走る傾向にあります。

事実、外回りコースで行われるようになった06年以降、1、2、3番人気馬が2頭以上馬券圏外に消えた事例は3回しかありません。それ以外の6年は1、2、3番人気のいずれかが1着、かつもう1頭が馬券に絡んでいます。

では、荒れる年と荒れない年でどのような違いがあるのか? 見ていくことにしましょう。

ケース1 展開(2015年)

記憶に新しい昨年の桜花賞は、歴史に残る超スローペースでした。逃げたレッツゴードンキが33秒5で上がったのですから、後ろの馬は届きません。

いつの時代も大波乱が起こる時は逃げ馬の楽逃げが大きな要因になりますが、この年もそんな年の一つだったということですね。

ケース2 血統(2013年)

この年は上位人気馬の血統がかなり微妙でした。

1番人気 クロフネサプライズ 父クロフネ → 4着
2番人気 レッドオーヴァル 父ディープ → 2着
3番人気 トーセンソレイユ 父ネオユニ → 7着
4番人気 メイショウマンボ 父スズカマンボ → 10着
5番人気 クラウンロゼ 父ロサード → 16着

ご覧のとおりです。クラシック血統のレッドオーヴァルは人気に応えましたが、他の人気馬は惨敗。それもそのはずですよね。

クロフネ、ネオユニ、スズカマンボ、ロサードはクラシックと縁遠い種牡馬ですし、それだけ得意条件がズレる。ホエールキャプチャなどを出しているクロフネ産駒のクロフネサプライズは頑張りましたが、それでもクラシック血統に比べると適正が低かった。

後にメイショウマンボが2冠馬になるわけですが、桜花賞はクラシックの中で一番クラシック血統が活躍するレースですから、ここで負けたのはある意味納得の結果といえるかも知れません。

ケース3 世代レベル(2008年)

この世代は近年稀に見る低レベルな世代でした。こういう世代の場合、1頭強い馬がいてその馬が3冠馬になったりするんですが、この年の牝馬クラシック路線には抜けた馬もいなかった。

つまり、低レベルの混戦だったんです。同じメンバーで10回レースをしたら10回とも勝ち馬が違うんじゃないかっていうくらい。事実、牝馬3冠レースすべてで大万馬券が飛び出しましたよね。

実力が拮抗していると、自ずと波乱度が高まりますから、注意する必要があるわけです。

今年は?

では、上記3つを今年に当てはめてみましょう。

まず、「展開」です。これは少なくとも、超スローペースになることはないでしょう。他でもない大本命のメジャーエンブレムが先行馬ですからね。平均ペースで流れるはず。

あるとすれば、「メジャーエンブレムを潰しに行った結果、乱ペースになって差しが届く」というケースですが、あんまり現実的じゃないかな、と思います。どのジョッキーもメジャーエンブレムについていったら潰されるのは分かっているはずですから、変な絡み方はしないはず。

それにメジャーエンブレムは天下のノーザンファーム生産馬&上位人気馬がすべて社台系(ジュエラー以外はノーザンファーム生産馬)ですから、身内で潰し合うことはないでしょう。

となると、展開面で波乱が起こる可能性は高くない、と。

次に「血統」ですが……

1番人気 メジャーエンブレム 父ダイワメジャー
2番人気 シンハライト 父ディープインパクト
3番人気 ジュエラー 父ヴィクトワールピサ
4番人気 レッドアヴァンセ 父ディープインパクト
5番人気 ラベンダーヴァレイ 父ディープインパクト

ジュエラーが若干あやしいですが、他は問題なさそう。ディープはもちろん、ダイワメジャー産駒も桜花賞で馬券に絡んだことがありますからね。阪神マイルも得意ですし。血統も問題なさそう

最後に「世代レベル」ですが……これも該当しないですね。

メジャーエンブレムは「次元が違う」っていうくらい抜けた存在です。また、チューリップ賞組(特に上位2頭)にしてもハイレベル。過去と比較してもレースレベルの水準は高いです。これで別路線組もハイレベルなら「ハイレベルの混戦」になるかもしれませんが、フィリーズレビューやアネモネSは1枚も2枚も落ちる、というのが僕の見立てです。

要するに「メジャーエンブレム+いつもどおりチューリップ賞組の戦いになる」ということ。限られた馬たちによる席の奪い合いになる。

よって、結論を書くと、

今年の桜花賞は波乱が見込めない

というのが、見立てになります。だからこそ、上位人気馬の取捨選択を大事にしていきたいところ。

じゃあ、そんな波乱が起こらないであろう桜花賞で狙える馬はどの馬なのか? 今の時点で注目したいと思っているのは、この馬です。

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正直、前走の内容は上位馬に比べて見劣りしました。しかし、だからといって強調できる●●●●●●●組ですから評価を落とす必要はない。血統面はむしろこちらのほうが強調できますから、人気次第では◎も考えていたいと思っています。