今回はハービンジャー産駒の考察を行っていきましょう。

今週は芝重賞が1つということでややネタ切れ気味だったんですが(^_^;)、ちょうどまとめようと思っていたハービンジャーの仔が重賞を勝ってくれたので、この流れに乗りたいと思います!

先週の京成杯ではハービンジャー産駒のプロフェットが1着となり、ベルーフ以来の重賞ウィナーが誕生しました。僕自身、対抗の印を打って美味しい思いをさせてもらいました。

一般的にハービンジャーは“失敗種牡馬”という印象があると思いますが、捉え方次第ではおいしい穴種牡馬になってくれそうです



3歳秋以降の躍進

まず大前提としてハービンジャーを“失敗種牡馬”と決めつけるのは時期尚早だと思います。

2歳戦や3歳のクラシックで全く活躍できなかったことで「だめじゃん」というイメージがついてしまいましたが、そもそもハービンジャーは晩成血統です。

競走馬時代を振り返ると、初勝利は3歳の5月。本格化したのは古馬になってからで、キングジョージを勝ったのも4歳の時でした。

要するに2歳戦やクラシックでの活躍を期待するほうが酷だったわけです。

事実、昨年の下半期になってから、ハービンジャー産駒は飛躍的に成績を上げています。

ハービンジャー

※15年7月以降
※現4歳世代
※単勝100倍以内

ご覧のとおり、単勝回収値は115複勝回収値も98ですから、相当優秀なことがわかります。

お父さんと同じように、子どもたちも歳を重ねるにつれてしっかりと成長してきているわけですね。

“失敗種牡馬”というイメージのおいしさ

もう少し回収率の話に踏み込むと、“失敗種牡馬”というイメージがついてきていることが「馬券的に考えると反対においしい」という現象につながっている気がします。

例えば単純な話、血統で予想しない人であっても本命を決める時に

「(能力とか枠順とか騎手とか展開とか色々理論があった上で)ディープ産駒だし、強そう」

って思う人、多いと思うんですよね。キンカメとかステイゴールドとかハーツクライといったクラシックで勝ち負けする仔を出す上位種牡馬なんかはみんなそうでしょう。

一方、ハービンジャーの場合、

「(能力とか枠順とか騎手とか展開とか色々理論があった上で)ハービンジャー産駒だし、強そう」

とはならないですよね? むしろ……

「(能力とか枠順とか騎手とか展開とか色々理論があった上で)ハービンジャー産駒だし、ちょっと不安」

ってなりがちなんじゃないですかね。ハッキリ言って、僕はそうですよ(笑)。期待値が高いって分かっているのにね。

そうなると馬券の購入金額に差が出てくるだろうし、結果として小さなイメージの差なんですけど、上位種牡馬に比べておいしい存在になっているんじゃなかろうか、と。

多分、スターが出るまでは今みたいなイメージに落ち着くと思うので、今後もうまく付き合っていきたい種牡馬ですね。

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