こんにちは! JINです。

今回は種牡馬考察ということで何を取り上げようか考えていたんですが、せっかくなので先週の重賞に絡めて書いていくことにします。

ずばり、ゼンノロブロイ産駒についてです。

血統を知るということは「どの馬を買えるか」だけでなく、「どの馬を消せるか」という点に関しても有効になります。

その典型的な例がきさらぎ賞に出走したロワアブソリュ―の取捨選択でした。このレースでロワアブソリュ―を買ってしまった方は、ゼンノロブロイ産駒をイチから勉強したほうがいいかもしれません。



ゼンノロブロイ産駒の特徴

きさらぎ賞におけるロワアブソリュ―の評価は以下のようなものでした。

3番人気濃厚のロワアブソリュ―は前走の内容が素晴らしかったので人気になるのも納得です。しかし、ゼンノロブロイ産駒は基本的に晩成型で叩き良化型。キャリア1戦での重賞挑戦で大きな上積みがあるとは思えません。

母系を見てもシュプリームギフトやベステゲシェンクは古馬になってから力をつけたタイプ。本格化は先です。

また、前走逃げたゼンノロブロイ産駒というのは期待値が低い。気持ちよく逃げて好走→逃げられなくてリズムを崩して惨敗……というケースを今まで何回見たことか。今回、番手でおさえるような競馬になったらかかり通しで直線入り口で余力なし、というシーンも十分に考えられる。

【実践的血統学2016】0207_京都11R_きさらぎ賞

一番大きなポイントはここですかね。

・ゼンノロブロイ産駒は基本的に晩成型で叩き良化型

ゼンノロブロイは競走馬時代、藤沢和雄厩舎に所属していたこともあって大事に育てられました。3歳春は青葉賞を勝ってダービーというローテを歩みましたが、本格化したのは古馬になってから。4歳時に“古馬3冠”を達成していますから、成長力のある馬だということがわかると思います。

反対に言うと、ゆっくり成長していくので2歳や3歳春の段階では他の馬に遅れを取っている

産駒の傾向を見ると、お父さんの特徴をよく受け継いでいるな、と感じされますね。

例えばキャリアが浅い段階(1、2戦)で重賞に挑戦した産駒(牡)の成績を見てみると……

(0−1−2−11)

ご覧のように、勝ち馬は1頭も出ていません。そして好走した3頭を見てみると、これまたある傾向が見て取れます。

ハートビートソング
青葉賞 3番人気3着

ハイアーレート
札幌2歳S 6番人気3着

アズマシャトル
ラジオNIKKEI賞2歳S 8番人気2着

どんな共通点があるか、分かりましたか?

なかなか簡単ではありませんよね。

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スタミナが豊富なゼンノロブロイ産駒にとって好条件だったというわけです。

一方、きさらぎ賞におけるロワアブソリュ―はどうだったでしょうか?

ロワアブソリュ―は強調できないキャリアが浅いタイプの馬でした。

上記したゼンノロブロイ産駒の好走条件にも合致していません

(付け加えるなら)「前走逃げた馬の期待値が低い」というゼンノロブロイ産駒のネガティブな特徴にも当てはまってしまっている。

これだけマイナス要素があっても人気がなければいいですが、ロイカバードに迫る3番人気では手を出さないのが正解でしたよね?

ということで、きさらぎ賞でロワアブソリュ―を買ってしまった方におすすめしたいのが……

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それでは、今回はこの辺りで。 また!