今回は有馬記念2015の検証をしていきましょう。

早速、ポイントをおさえていきましょー!



有馬記念のポイント

有馬記念のポイントをまとめてみました。

1.秋古馬3冠の最終戦、2015年の締めくくり
2.“有馬記念を目標にする馬は少ない”という事実
3.小回り適性がカギを握る

です。

まず頭に入れておきたいのは、「有馬記念を目標にする馬は極めて少ない」という事実です。

年齢別の秋競馬における最大目標を考えてみると……

3歳馬→菊花賞or天皇賞秋

古馬→天皇賞秋orジャパンカップ

牝馬→エリザベス女王杯

以上のようになります。3歳馬が目指すのは当然の事ながらクラシック最終戦の菊花賞です。距離を懸念して古馬路線に行く場合は、初の古馬混合GIとなる天皇賞秋にメイチで仕上げられる傾向にあります。

古馬の場合は東京競馬場で行われる2レース。特にジャパンカップは国内最高額の賞金がかかっていますし、「東京芝2400mのGI勝ち」という実績は種牡馬になる上で大きな意味を持ちます。よって、ここにメイチで来る陣営がほとんどです。

事実、天皇賞秋を叩き台にしてジャパンカップに向かう馬はいますが、ジャパンカップを叩いて有馬記念に……という馬はほとんどいないですよね?

要するに有馬記念というのは「最大目標後に行われるレース」なんです。

だから大事なのは「ピーク時の実力<状態=余力」ということになります。それぞれの馬たちがどんな臨戦過程で臨んできているか、というのを見極めるのが一つのポイントですね。

もう一つは血統面。どんな血統を重視するのか、しっかりと見極めて結論を導き出していきたいと思います。

そんなわけで、上記の条件に合致する馬といえば、この子です。

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前走はやっと復調気配が見られました。不利があった中で悪くない競馬をしました。全く人気はないでしょうから、大穴の1頭として考えておきたいですね。