やっぱり有馬記念を当てると反響が大きいですね!
ブログにもたくさんの方が足を運んでくださっているみたいで。ありがとうございます!
中でも以下の様な声を頂いています。
こんにちは!有馬記念、お見事でした!!
自分はアドマイヤデウスから買って撃沈でした(T_T)
内枠の穴馬(アルバートやアドマイヤデウス)
買わなかったのはどうしてですか?(※筆者注:アドマイヤデウスは△でした)
血統派の予想家さんはみんな高評価でしたが。
(タクミさん)
ルージュバックを消した理由をおしえてください。マンハッタンカフェは有馬記念勝ってますよね?
(競馬親父さん)
ということで、今回はこの3頭について理由について書きますね。(書くといっても全頭診断の引用ですが)
まずはアドマイヤデウスとアルバートのアドマイヤドン産駒から。以下が見解になります。
3−5 アドマイヤデウス
【父】アドマイヤドン 【母父】サンデーサイレンス
【血統】D 【データ】C 【展開】B
【総合評価】D念願の内枠に入ることができて
GI好走のチャンスが巡ってきたと見る見方が多いですね。
おそらく過剰人気になるんでしょう。もっとも、血統的な観点から見ると買えません。
何度も書いていますが、現在の日本の競馬で
父ミスプロ系がGIで好走するのは簡単なことではありません。2010年以降、マイル以上のGIにおける
父ミスプロ系の成績は(1−0−2−90)と壊滅的です。
好走馬はわずかに3頭。1頭は外国馬のサプレザなので参考外。
残りの2頭は朝日杯FSのレオアクティブと、
阪神JFのローブティサージュでした。
どちらも2歳馬だったわけですね。ミスプロ系は早熟血統なので、
2歳GIでは完成度の差で優位に立つことができます。
しかし、3歳以降になると、この優位性はなくなる。つまり、3歳以降のGIにおける日本馬は(0−0−0−68)。
父のアドマイヤドンは朝日杯の勝ち馬ですが、
3歳以降は芝の重賞で馬券に絡めませんでした。そう考えるとアドマイヤデウスも
「GIではどうなの?」という疑問が生まれます。確かにここ最近は枠順に恵まれていませんでしたし、
東京より中山のほうが向いていると思います。
しかし、GIで頭打ちになる可能性が極めて高い血統+
久々に内枠に入ったことによる過剰人気が必至であることを考えると、
あまり手を出したい穴馬とは言えません。3−6 アルバート
【父】アドマイヤドン 【母父】ダンスインザダーク
【血統】D 【データ】E 【展開】C
【総合評価】 Dこの馬もアドマイヤドン産駒で期待値は高くありません。
血統評価はアドマイヤデウスと同様。余力が重要なレースなので
4歳でキャリアが浅い点はプラスです。
しかし、6月から走り続けて前走ステイヤーズSを
勝ち切ったということを考えると、
疲労が蓄積している可能性を否定することはできません。有馬記念自体、ステイヤーズSからのローテは
期待値が低いですから、買いづらいですね。
ということで、血統的に買いづらかったんですね、極めて。アドマイヤドン産駒が中山の中距離に合うという理屈は分かりますし、実際に合うと思いますけど、GIレベルになると厳しいということですね。
この辺りはそれぞれの種牡馬が「どのクラスまで通用するか」ということを知っておくのが大切だと思います。シンボリクリスエス産駒のように、あるクラスを超えると途端に期待値が落ちて走らなくなるケースがあるので。
この辺りは2016年度版の種牡馬事典で記載していこうと思うので、お楽しみに!
続いてルージュバック。
7−13 ルージュバック
【父】マンハッタンカフェ 【母父】Awesome Again
【血統】D 【データ】D 【展開】D
【総合評価】D何度も書いていますが
マンハッタンカフェ産駒はGIだと期待値が低い。
マンカフェ産駒のGI馬を見てみると……ヒルノダムール 天皇賞春
有力馬がバタバタと動いた中、
器用さを活かして内々を回って1着レッドディザイア 秋華賞
器用さを活かして小回りを攻略。
最大のライバルのブエナビスタは自滅ジョーカプチーノ NHKマイルカップ
先行馬が上位を独占したレースで4角2番手から押し切り。ご覧のとおり、恵まれるか、
ライバルが自滅するかしないと、勝つまで至っていません。ルージュバックは器用に立ち回れるタイプではありませんし、
外枠に入ってしまったので、
内々で溜める競馬はできない。
素直に中団〜後方待機からの直線一気という競馬になるでしょう。しかし、マンカフェ産駒は“横綱相撲”をしても押しきれない。
それはこの馬のオークスを見れば明らかですよね?超ハイペースの差し競馬にでもならない限り、
勝つ可能性は限りなく低いと考えます。もともと有馬記念はブエナビスタやダイワスカーレットですら
勝つことのできなかったレースですから、
3歳牝馬の期待値が高くないレースです。
その点においてもマイナス。また、前走は世間が思っているほど悪い条件ではなかった。
(中略)
血統が微妙なこと、上積みがないこと、
データ的にも微妙なこと、さらに人気になることを考えると、
この馬も買うべきではない人気馬に分類されそうです。
というように、マンハッタンカフェ産駒もGIだと頭打ちになるケースが多々あるんです。この馬はオークスこそ好走していますが、さすがに古馬&牡馬の混じった有馬記念では厳しかったようですね(だと思ったから買わなかったんですが)。
補足するとマンハッタンカフェ産駒は意外とスタミナがないので、距離の守備範囲が2200mまでという見解を持っています。それを超えると、よっぽど力が抜けているか、条件が向かない限り厳しい。これも種牡馬事典に記載してある内容なので、会員の方は比較的簡単に軽視できたと思います。
要するに今回の有馬記念は血統派に向いたレースだったというわけですね。
来年はこういうレースを見極めて当てられるよう、精度を高めていきたいです。そのための準備で大忙しな今日この頃ですが、近いうちに何をやるか発表できるようにしたいと思っています。
さて、年が明ければ金杯がありますね。まだ考察はしていないのですが、本命はほぼ確定です。それがこの馬ですね。
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この馬、絶対にどこかで穴を開けるので、買っておいたほうがいいと思いますよ?