今回は菊花賞の検証をしていきましょう。

今年の菊花賞はなかなか悩ましいレースになりそうです。去年はわりとすんなりと本命、対抗が決まったんですが、今年は血統がいい馬は戦績が微妙、戦績がいい馬は血統が微妙、というちぐはぐな感じ。

まぁ最後は血統で決めるんですが、週末まで悩みに悩んで結論を出したいと思っています。

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神戸新聞杯組の取捨選択

さて、菊花賞の話をしましょう。

今年の菊花賞における一つのポイントは、神戸新聞杯組の取捨選択にあります。

神戸新聞杯組といえば菊花賞の最重要ステップレースです。菊花賞好走馬のほとんどがここから出ています。

で、今年の神戸新聞杯のポイントはというと……

スローペースの瞬発力勝負になったこと

が挙げられます。四の五の言わずにレースのラップを振り返ってみましょう。

12.6-11.1-12.8-12.9-13.0-13.1-12.7-12.4-12.0-11.0-11.4-11.7

特に中盤区間は12秒台後半〜13秒台のラップを刻んでいます。相当中盤が緩んだわけですね。

その影響で残り4ハロン目から加速していき、ラスト3ハロンはすべて11秒台というレースになりました。究極の瞬発力勝負、というわけじゃありませんでしたが、終いの脚がないと上位にこられないレースだったことは明白です。実際、上がり1、2位だったリアファルとリアルスティールがそのまま1、2着になっています。

じゃあ、こういうレースになった時の神戸新聞杯組からどんな馬を狙えばいいかというと……

切れ負けした先行馬

だと考えます。今年に似ているのがローズキングダムが勝った年の神戸新聞杯です。

13.0-11.5-13.2-12.9-12.5-12.2-12.7-12.1-12.0-11.6-10.6-11.6

前半スローになって、後半徐々に加速していって上がり上位を使った馬がワンツー。厳密に言うと少しレース質は違うんですが、大まかに捉えると、同じくくりにして問題無いでしょう。

じゃあ、この年、菊花賞でどんな馬が来たかというと……

神戸新聞杯でキレ負けして3着だったビッグウィークでした。

神戸新聞杯では4角3番手から競馬をし、3着。菊花賞ではそのスタミナと先行力を活かして粘りこみ、ローズキングダムをおさえて優勝しました。

今年の神戸新聞杯組でも狙うとするなら上がり上位を使ったリアファルやリアルスティールではなく、そこそこ頑張って粘り込んだ先行馬、ではないでしょうか?

そう考えるとバイガエシが出てきてくれれば◎を打ったんですが(笑)、残念ながら登録なし。

となると、狙うならこの馬しかいないでしょう。

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公式には「4角5番手」となっていますが、終始リアファルの後ろで競馬を進めていたので、実質2、3番手と考えてOK。そこからジリジリ伸びて、そこそこの順位でフィニッシュしています。正直、神戸新聞杯での走りはビッグウィークより物足りないので、どうかなぁと思っているところですが、血統はいいので評価したいですね。

あとはこの血統だとキレ負けしそうなのがどうか。キャリアを見ても「小倉の道悪」、「実質、重馬場だった阪神」、「洋芝」と、重たい芝でしか好走していません。そこがかなりネック。

ただ、今開催の京都はなぜかこの馬のお父さんの産駒が大活躍中!4頭走って3勝と、馬場は合っている可能性があるので、あまり高速馬場になりすぎないようなら、本命までありかな、と思っています。(まぁでもどう考えても高速馬場なんですよねぇ。秋華賞もレコードでしたし。雨降ってくれればこの馬で行こうと思ったんですが、今週は週末まで晴れマークばかり。。。悩ましい!)