今回は2015年の秋華賞の検証していきましょう。

3日間開催となると、週末がすぐにやってきてしまいますね。結構、ヘトヘトなので休みたいところではありますが(笑)、振り返りに週末への対策にと大忙し。それだけ充実しているってことなのでいいんですけどね。

さて、秋華賞。前回の記事で書きましたが、昨年は◎◯▲の大本線で仕留めたレースなので、今年もその再現と行きたいところ。

まずは秋華賞が行われる舞台設定と展開について考えていきましょう。



秋華賞の舞台設定と展開

秋華賞は秋の京都開催の2週目に行われます。基本的に馬場状態が良好こと、内回りコースで直線が短い分、道中やコーナーにおける位置取りが大切になってくるということで、器用さが求められるレースということができるでしょう。

それを踏まえた上で過去5年の秋華賞のラップの推移と、テンと上がりの3ハロンを見てください。

2014年
12.0 – 10.7 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 12.2 – 11.5 – 11.7 – 11.8 – 11.8
34.5-35.3

2013年
12.1 – 10.4 – 11.9 – 12.2 – 12.3 – 12.3 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.9
34.4-35.5

2012年
12.3 – 11.0 – 13.2 – 13.4 – 12.3 – 11.6 – 11.4 – 11.3 – 11.5 – 12.4
36.5-35.2

2011年
12.2 – 10.8 – 11.6 – 11.8 – 11.9 – 12.2 – 11.9 – 12.1 – 11.7 – 12.0
34.6-35.8
※稍重

2010年
12.0 – 10.8 – 12.0 – 11.9 – 11.8 – 12.8 – 12.5 – 11.6 – 11.2 – 11.8
34.8-34.6

12年は若干特殊な年だったんですのでひとまず置いておきましょう。その他の年を見ると、前後半フラットなラップを刻んでいることがわかります。

ほとんど12秒台前半〜11秒台後半で推移し、淡々とした流れになるわけですね。

今年はレッツゴードンキがいます。桜花賞は歴史的なスローペースとなりましたが、ローズSを見る限り短距離馬に着々とシフトしているようなので、「ペースを落として逃げる」というようなことは考えにくそう。

フラットなペースになりやすいレースで、明確な逃げ馬がいる――。

ということで、今年の秋華賞もフラット〜前傾ラップになる可能性が極めて高いと考えます。

そうなると強調できるのは持続力レースに対応できる馬です。淡々とした流れでパフィーマンスを上げる馬を買っていけばいいわけですね。

一方、瞬発力が売りの馬にとって、あまり好ましいレースとはいえないと思います。

なぜなら、秋華賞は上がり1位馬の期待値が低い珍しいレースなんです。

過去10年、上がり1位を叩きだした馬の成績は(1−1−0−9)。ラスト600mで一番早く走っているのに、ほとんど馬券に絡めていないんです。上がり3ハロンの瞬発力が問われる日本のGIではかなり珍しいレースと言っていいでしょう。

要するに後方待機の直線勝負は通じないんです。

ある程度のポジションにつけて、ある程度の脚を使える馬――。

それが秋華賞で好走する馬の“馬キャラ”と言えるでしょう。

そうなると、ここ最近極端な競馬ばかりしているこの馬は“危険な人気馬”になりえるのではないでしょうか?

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2走前は4角13番手から上がり最速を使って1着。前走も4角15番手ながら33秒台の脚を使って差し切り勝ちを収めました。が、もし同じような競馬を秋華賞でしたなら、届かないのでは? 人気になるでしょうし、あまり重たい印を打ちたい馬ではありませんね。