今回は2015年の府中牝馬ステークスの検証していきましょう。
府中牝馬SがGIIになって早4年。昔はハンデを嫌っていた実績馬も参戦するようになり、層が厚くなりましたね。3年前の勝ち馬マイネイサベルは翌年のヴィクトリアマイルで馬券に絡み、2年前のホエールキャプチャはもともとGI馬、そして昨年のウィナーであるディアデラマドレはエリザベス女王杯で3着になりました。
府中芝1800mという本格派の舞台なので、GI級の力がある馬が台頭してくるのかもしれませんね。
そんな府中牝馬Sで強調できる血について書いていきましょう。
牝馬限定重賞で強調できる血
古馬の牝馬限定重賞というのはなかなか難しい部分があります。
なぜなら、牡馬混合重賞とは少し違う面があるからです。
例えば種牡馬によって牡馬と牝馬で期待値が違う場合があるんですよ。
今やトップ種牡馬の1頭となったステイゴールドがいい例ではないでしょうか。ステイゴールドはオルフェーヴルを筆頭にゴールドシップ、フェノーメノ、ドリームジャーニーといった大物を輩出しています。
しかし、牝馬となると、めぼしい活躍馬はレッドリヴェールくらい。そのレッドリヴェールにしても桜花賞以降はさっぱりという状況です。
事実、古馬の牝馬限定重賞における成績は2010年以降、(0−2−0−34)と全く走っていません。馬券になった2頭は1番人気と4番人気という人気サイド。しかも1番人気は2着と人気を裏切っています。要するに馬券に絡み、人気以上に走った馬は1頭しかいないんです。
同じようにネオユニヴァースやハーツクライの産駒もよくありません。ネオユニヴァースは(1−0−0−17)、ハーツクライは(0−2−0−21)とどちらも全く走っていないんですね。
ということでステイゴールド、ネオユニヴァース、ハーツクライの産駒は若干割引したほうが良さそう。
一方でなかなか強調できるのはこの2頭になります。
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どちらもスローペースに対応できる瞬発力を持った血統。過去の府中牝馬Sでも来ている血統なので、普通に評価していいでしょう。