今回は2015年のサウジアラビアロイヤルカップの検証していきましょう。

競馬ファンにとってお馴染みのいちょうステークスが今年から格上げされて名称も変更に。まぁベタですが、名前が変わるのはあんまりいい気分ではないですねー。

名前とか条件がコロコロ変わると予想する時に大変っていうのが一番の理由ですけど(笑)、記憶にも残りにくくなってしまうじゃないですか?



血統予想が活きる2歳重賞

2歳重賞というのは血統予想家にとってドル箱のような条件だったりします。

血統予想は「未来を見る予想」なので、「過去の実績云々ではわからない部分を見抜ける」という魅力があります。それを最大限に発揮できる条件が、2歳重賞だったりするんですね。

例えば血統的な観点から見ると、今回の重賞で期待値が高い馬、低い馬というのが浮き彫りになります。

1頭、期待値が低い馬を挙げるとするならイモータルでしょうか。

この馬、前走のパフォーマンスは圧巻でした。間違いなく重賞級の器で、遠くない将来、活躍することになるでしょう。

しかし、その舞台がいちょうステークス、じゃなかった、サウジアラビアロイヤルカップになる可能性は低いと思います。

その理由は色々あるんですが、一番のネックはマンハッタンカフェ産駒という点ですね。

同馬は現役時代、3歳秋に力をつけた馬なので、基本的に2歳戦で強調できません。今まで(2−2−4−43)と低調。2勝はどちらも洋芝の札幌2歳ステークスでしたから、中央4場の2歳戦では期待値が高くないんです。

特に“ある条件”に合致した馬は(0−0−1−17)とほぼ壊滅状態となっています。この条件にイモータルは合致してしまっているんですね。

ただでさえ、新馬戦でハイパフォーマンスを示した馬は実力以上に人気を集めやすいですから、ここではあまり厚く買わないほうが懸命でしょう。力があるので可能性がゼロとは言いませんが……。

ちなみに“ある条件”とは、以下(E)になります。

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昨年のいちょうステークスでは同じマンハッタンカフェ産駒のサトノフラムが1番人気に支持されましたが、10着と大敗しています。まぁイモータルはサトノフラムより数段強いと思いますが、あまり買いたい人気馬ではないですね。