今回は2015年の京都大賞典の検証していきましょう。

少頭数で行われることが多い重賞ですが、3年前にはヒットザターゲットが11番人気で1着、3年前には5番人気のメイショウカンパクと7番人気のオウケンブルースリが連対と、結構波乱の起こるレースです。

しっかりと検証していくことで、思いもよらない穴馬を見つけられるかもしれません。

ちなみに今日のメルマガでは『実践的種牡馬事典2015ハーツクライ産駒徹底考察』を行いました!

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この検証を読めば京都大賞典に出走するワンアンドオンリーやレコンダイトが買えるのか、買えないのか、把握できると思います。

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ベタな血統検証

京都大賞典のベタな血統検証をするなら、注目すべきなのは……

グレイソヴリン

ですね。歴代好走馬の多くにグレイソヴリンの血が流れていました。

2014年
4着 ヒットザターゲット(4番人気)
母父タマモクロス(グレイソヴリン系)

2013年
1着 ヒットザターゲット(11番人気)

2012年
2着 オーケンブルースリ(7番人気)
父ジャングルポケット(グレイソヴリン系)

3着 ギュスターヴクライ(2番人気)
父母父トニービン(グレイソヴリン系)

2011年
2着 ビートブラック(4番人気)
父母父トニービン

3着 オーケンブルースリ(3番人気)
前述

2010年
2着 オーケンブルースリ(1番人気)
前述

2009年
1着 オーケンブルースリ(3番人気)
前述

3着 トーセンキャプテン(7番人気)
父ジャングルポケット

ご覧のとおり、毎年のようにグレイソヴリンの血を持つ馬が好走しています

京都大賞典に限らず、京都の中長距離重賞ではグレイソヴリンを持つ馬の期待値が高いんです。

今年の天皇賞春ではハーツクライ産駒のフェイムゲームとカレンミロティックが穴を開けました。京都記念では母母父トニービンのラブリーデイがキズナやハープスターを破って優勝。

日経新春杯ではアドマイヤドン(母父トニービン)産駒のアドマイヤデウスが6番人気1着、母父トニービンのアドマイヤフライトが7番人気3着。

さらに昨年の京都2歳ステークスではハーツクライ産駒のベルラップとシュヴァルグランが1、3着と、グレイソヴリン内包馬がほとんどのレースで馬券に絡んでいます。

今回も注目しない手はないでしょう。となると、注目したいのがこの馬です。

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前走は全く条件が合わないレースで出負けして惨敗。しかし、「重賞で人気薄激走→1番人気」の流れはハーツクライ産駒にとって明らかに厳しかったですし、敗因は明白でした。人気落ち必至の今回、格好の“買い時”であることは間違いないでしょう。