今回は2015年のスプリンターズステークスの検証していきましょう。

昨日は「サンデーサイレンス系は走るか?」というテーマで記事を書きました。「たぶん、サンデーは走らない」と仮説を立てたわけですが、今回はその根拠について書いていきましょう。



サンデー系が走らない理由

まずは前回の復習をしましょう。

・改修によって馬場が変わった=過去の傾向は信用ならない

・今までのスプリンターズSは「サンデー系が走らない」が通説

・スプリンターズのラップを考えると「多分、サンデー系は走らない」

というような考察をしました。

今回は「多分、サンデー系は走らない」と考えた根拠を提示していきましょう。

単純な話なんですが、クラスが上がれば上がるほどペースが厳しくなる、というのが普通です。未勝利よりOPのほうがペースが速くなるのは当たり前ですよね?

なので上位条件でサンデー系が走っていればスプリンターズでも強調できるし、そうじゃなければ多分走らない、と考えていいと思います。

・父サンデー系
・改修後
・10番人気以内
・1000万条件以下

上記の条件に合致する馬は……

(13−10−11−53)
勝率15%
複勝率39%
単勝回収値89
複勝回収値113

ご覧のとおり、複勝率約40%、複勝回収値100超と高い水準を記録しています。

しかし、準オープン以上になると……

(2−2−4−23)
勝率7%
複勝率26%
単勝回収値51
複勝回収値70

いかがでしょうか? 明らかにパフォーマンスを落としていることがわかります。複勝率26%、複勝回収値70というのは標準以下の成績です。

ちなみに今開催行われた唯一の準オープン戦、セプテンバーSでは1〜3着まで父非サンデー系の人気薄が独占。父ダイワメジャーのサンブルエミューズが2番人気に、父ネオユニヴァースのフォーエバーモアが3番人気に、父フジキセキのファントムロードが4番人気に支持されましたが、すべて馬券圏外に負けています。

この事実だけ見ても「上位条件の1200mではサンデー系を割引すべき」と考えていいでしょう。

今年はハクサンムーンを除いて上位人気馬のほとんどがサンデーサイレンス系というメンバー構成になっています。となると、波乱の可能性も十分にあるのでは?

昨日、軽視したいサンデー系を1頭挙げましたが、今日は別の1頭を挙げてみましょう

その馬の名(D)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)

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得意条件は1400m。スプリント戦はやや短く、スピード不足。“特殊な条件”にならないかぎり、純粋なスプリントGIで台頭してくるのは難しいでしょう。