今回は2015年のセントウルステークスの検証していきましょう。

今回はディープインパクト産駒の2頭が人気になっているため、この2頭にフォーカスしてみました。果たして、ディープ産駒を買うことはできるのか?

見ていくことにしましょう。

ディープ産駒の取捨選択

結論から書くと、セントウルステークスの条件はディープインパクト産駒に向きません

ディープインパクト産駒は基本的に中距離馬なので、距離が短い場合は中距離適性が求められるようなコースや末脚を活かせるコースで台頭する傾向にあります。中京や新潟のスプリント戦がそうですね。

しかし、阪神の芝1200mは「小回り+坂」という日本の典型的な芝1200mのモデルのようなコースです。末脚より持続力や器用さが求められるため、ディープ産駒はパフォーマンスを落とす傾向にあります。

例えば12年以降、中京の複勝率が30%、複勝回収値が90なのに対し、阪神では複勝率28%、複勝回収値61となっています。複勝率はそこまで変わりませんが回収値に大きな差がでていますよね? 中京では穴馬が走っていますが、阪神では走っていないということです。

今回出走予定のディープインパクト産駒を見てみると……

ウリウリ
→前走中京

バーバラ
→阪神(0−0−0−3)

ウリウリは得意のコースから得意ではないコースへ条件が変わります。バーバラは阪神コースで3回走っていずれも二桁着順に惨敗していますし、キャリアを振り返ると平坦コースで結果を出しています。(北九州記念3、4着、バーデンバーデンC1、2着など)

要するに2頭とも買う材料に乏しいということですね。

しかもウリウリは初のスプリント重賞激走後の初戦、バーバラはOP特別勝利→重賞で好走という流れでどちらもフレッシュさに欠けます。ディープインパクト産駒の買い時としては微妙なタイミングですよね。

ということで、今回はディープ産駒、ヒモ以上の評価にしないほうがいいのではないでしょうか? まぁウリウリはサマースプリントシリーズの優勝がかかっていますから本気度はそれなりに高いとは思いますが。。

ちなみに代わりに1頭、穴馬候補を挙げるとすると、この馬になります。

その種牡馬の名(J)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)

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この馬の父は12年以降、10番人気以内なら複勝率50%と抜群の適性を示していますし、そこまで人気もないでしょうから、狙ってみたい1頭ですね。