今回は札幌2歳ステークス2015について見ていきましょう。
前回の記事で「札幌2歳Sでは持続力レースへの対応力が問われる」と書きました。
なので今回は持続力レースに対応できるポテンシャルのある血統を紹介していきましょう。
持続力レースに対応できる血統
まずは根拠を示しましょう。データソフト、TARGETにはPCIという数値があります。
PCIに関しては公式HPより引用。
『PCIとは、ペースチェンジ指数を意味し、その算出方法は、上がり3ハロンの位置を分岐点とし、その前後の走破タイムからそれぞれ速度を計算し、その比を表したものです。つまり、3ハロン前後で、どれだけ速度が変わったかを表しています』
要するに、上がりがどれだけ速くなったか、いかに速い上がりを使えていたかの数値になります。
50が平均値、50より小さくなればなるほどハイペースの我慢比べ、50より大きくなればなるほどスローの上がり勝負、という見方ができます。
だから50前後は道中のペースと上がりが変わらない持続力レースである可能性が高いと言えます。(もちろん、変なペースのレースもあるので中には例外もありますが、全体の傾向をつかめればいいので、多少の誤差はあっても問題ありません)
札幌の芝中距離でこのPCIが「45〜55」だったレースのみ集計し、種牡馬の統計を取ってみました。その成績を見てみると……
まずいいのはハービンジャーですね。これは納得。
ハービンジャーは持続力が優れたダンジグ系です。瞬発力ではサンデー系に劣るので、瞬発力より持続力が問われるレースで台頭してきます。唯一、重賞ウィナーとなっているベルーフを見れば、分かっていただけるでしょう。
ハービンジャー産駒
(3−2−3−9)
勝率18%
複勝率47%
単勝回収値98
複勝回収値115
今回、人気になる2頭はポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
次にステイゴールド産駒も見逃せません。ステイゴールド産駒はタフなレースに強いので、ペースが速くなってパフォーマンスを上げる馬も多い。
ステイゴールド
(4−6−3−25)
勝率11%
複勝率24%
単勝回収値81
複勝回収値102
となると、面白そうなのがこの馬。
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たぶん、なめられてると思うんですが、言うほど周りと差がないと思います。いい枠を引きましたから、鞍上がへぐらなければ、いい勝負できると思いますよ。