今回は2015年の札幌2歳ステークスの検証していきましょう。

今年の札幌2歳Sはハービンジャー産駒のプロフィット、アラバスター、キングカメハメハ産駒のリアルキングらが出走予定です。

どの馬が王者に近いのか? 考察していきましょう。

札幌2歳Sの予想オッズ

人気 馬名 予想オッズ
1 アラバスター 2.6
2 プロフェット 4.7
3 ラヴアンドポップ 5.2
4 アドマイヤエイカン 6.6
5 リアルキング 8.9
6 ディーズプラネット 11.5
7 アフターダーク 17.7

この辺りが上位人気になる馬たちですね。

新潟記念でもこの文言使いましたが、もし本当にこんな感じの人気になるなら、

荒れる可能性があるんじゃないでしょうか?

1、2番人気が想定されるのはアラバスタープロフィットです。いずれもハービンジャー産駒。

皆さん、覚えていますか?

昨年、ハービンジャー産駒が“2勝目が遠い病”に侵されていたことを……。

ハービンジャーは鳴り物入りで種牡馬入りし、社台グループが誇る良血牝馬につけられまくったので、才能のある馬が多いです。だから、才能だけで新馬戦を勝ちます。

しかし、ハービンジャー自身がそうであったように、本質的には晩成血統なんですよ。

だからレベルが上がる昇級戦になると、完成度の高い早熟血統や能力が高い+それなりに仕上がりが早いディープやキンカメといったクラシック血統に負けてしまう。

ちなみに昨年、2歳時に2勝目を挙げたのはベルーフとトーセンバジルの2頭のみ。

重賞で言うと、6頭走ってすべて馬券圏外に敗れています。面白いことに、1、2、3、4、5、6番人気が1頭ずつ走ったのですが、掲示板の下のほうが精一杯でした。

となると、積極的に買いたくない人気馬となることは間違いないでしょうね。

あとはラヴアンドポップあたりが人気になるようですが、アドマイヤムーン産駒ってどうなんですかね。

今まで同産駒はマイル以上の重賞に58回挑戦しているんですが、勝ったのは2頭のみ。しかもどちらもGIIIのハンデ戦の人気馬でした。

2歳限定重賞となると(0−0−1−12)、ちなみに3歳限定重賞でも(0−1−3−29)と全く走っていません。というかハンデ戦を除くと(0−2−4−46)と完全にOPレベルで頭打ちという状態なんですね。

要するに、上位人気を積極的に買いたい血統的な理由が極めて薄いわけです。

まぁハービンジャー産駒は良血ですし、今開催走っているのはいいと思いますが、産駒の傾向という意味では買える要素はないですよね。

ということで、現時点では荒れる可能性大、と見ています。

唯一、パッと見、買えそうなのがこの中で買いたい馬はこの馬ですね。

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他の上位馬に比べると一番無難というか、“それらしい血統”をしています。新馬戦のパフォーマンスも悪くありませんでしたし、買いたい1頭ですね。