高校球児の夢舞台、甲子園が“残虐ショー”と言われて久しい今日このごろですが、これって競馬に通じるところでもあると思うんですよね。

「肩は消耗品」といいますが、競走馬だって「脚は消耗品」なんですよ。

競走馬に適度な休養が必要なのは体力的な問題というより脚の問題が大きい。投手が中4、5日、休養が必要なように、競走馬だってある程度休みが必要なんです。

まぁだから要するに使いすぎてる馬は基本的に期待値が低いので、あんまり熱を入れて買い過ぎないほうがいいよ、っていう話。この事についてはまた別途、書きますかね。

凡走馬の共通点

小倉記念で人気を裏切った馬たちの共通点を見出そうとすると、わりと簡単に見つかります。

色々あるんですが、例えば凡走馬の父を見てみると面白いですよ。過去5年、3番人気以内に支持されながら馬券圏外となった馬たちは以下のとおりです。

ラストインパクト(1番人気6着)
父ディープインパクト

エクスペディション(2番人気6着)
父ステイゴールド

ダノンバラード(2番人気4着)
父ディープインパクト

ナリタクリスタル(1番人気6着)
父スペシャルウィーク

アドマイヤメジャー(2番人気10着)
父アグネスタキオン

コスモファントム(3番人気14着)
父ステファンゴッドイーヴン

ナリタクリスタル(2番人気4着)
前述

サンライズベガ(3番人気7着)
父アドマイヤベガ

コスモファントムは例外として、他の馬たちは明らかに共通点がありますよね。

父たちに注目してみましょう。

馬名→競走馬としての実績/種牡馬としての実績
ディープインパクト→3冠馬/クラシックホースを輩出

ステイゴールド→3冠馬やクラシックホースを輩出
アグネスタキオン→皐月賞馬/クラシックホースを輩出
スペシャルウィーク→ダービー馬/クラシックホースを輩出
アドマイヤベガ→ダービー馬/クラシックホースを輩出

はい、そういうことですね。

クラシック、特にダービーと関連性の深い馬は芝適性が高いです。上に挙げた馬たちはすべてダービー馬orダービー馬を輩出しています。

つまり、そういうタイプの馬はあまり好ましくないということですね。特にサンデー系でダービーを勝つとなると、THE 芝血統なのでね。ここはあまり合わせないですよね。

例えばこの馬は微妙なんじゃないでしょうか?

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前走はいい競馬だったので買う要素もありますが、そこまで高い評価をできる馬でもないんじゃないかな、と思いますね。