中京記念はサマーシリーズらしく低レベルの混戦というか、なかなか難しいですよね(苦笑)。
だからこそ、サマーシリーズの人気馬なんてほとんどが「押し出された人気馬」なので、基本的に疑ってみたほうがいいですよ。もう人気なんて関係なしに印つけてしまっていいと思います。
そういうことしていると大抵当たらないんですが(苦笑)、たまに大きな当たりを拾えたりして面白い。
そんな前置きのもと、中京記念を見ていると、レッドアリオンが人気になることが濃厚です。まぁ2走前にマイラーズカップ1着、前走安田記念8着なら1番人気になりますよね。
ただし、じゃあレッドアリオンを信頼できるかというと、そうとはいえない。僕の中でどういう扱いにするか結論は出ていますが、まずはポジティブな要素とネガティブな要素を挙げていきましょう。
まずポジティブから。
この一族はなんといっても「GIに足りない一族」、「GII、GIII番長」が多い。
兄弟はGII、GIII合わせて6勝のクラレントを筆頭に、GII2勝のリディル、OP馬サトノルパンと活躍馬ばかり。しかし、GIではクラレントが2回3着になっているだけで連対はゼロ。
近親を見てもエリモハリアー、エリモピクシー、エリモハルカなど、OPまではいくがGIでは……というタイプがほとんどなんですよね。
レッドアリオンは前走安田記念ですから、凡走するのは血統的な観点から当然と言えます。(クラレントが走った理由はこちらから→『安田記念2015回顧│大穴にクラレント抜擢も&エプソムカップとマーメイドSの本命候補』)
今回はGIから一気にローカルのGIII。血統的に見れば今回は「走り時」なわけですね。
次にネガティブな面について。
レッドアリオンはアグネスタキオンの産駒です。アグネスタキオン産駒というのは総じて2、3歳時がキャリアのピーク。あとは走るごとにパフォーマンスが下がっていく。
簡単に言うと、“使い減り”するんですね。
だからキャリア25戦以上となって去年の秋からまとまった休みを取っていないタキオン産駒を人気で買いたくはない。(といってマイラーズカップでは走られてしまったので、声を大にして訴えられる説ではありませんが)
あとは中京のマイル戦が合っていないことも大きい。
リニューアルオープン以降、アグネスタキオン産駒の成績は10番人気以内に絞っても(2−2−3−27)で複勝率わずか23%、複勝回収値は55と標準よりかなり下がります。
まぁリルダヴァルが3年前に3着になっているので中京記念の流れは合うのかもしれませんが、「1番人気で買う馬か?」という発想が生まれるのは当然の成り行きじゃないかな、と。
ちなみに「あんまり買いたくないなー」とこちらも直感的に思うのがこの人気馬です。
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昨日紹介した“連れてこない馬”に該当するのと、流れもそれほどよくないので、まぁヒモまでかな、という評価です。今のところね。