今回はエプソムカップについて書いていこう。

秋の飛躍を目指す素質馬たちが集まるレースのポイントはどこにあるのだろうか?

エプソムカップの狙い目

エプソムカップの歴代好走馬を見ていくと、3つのほど注目すべき血があることが分かる。

着順 種牡馬 母父馬
ディープインパクト Dubai Millennium
チーフベアハート サンデーサイレンス
ダンスインザダーク Private Account
ダンスインザダーク ダンシングブレーヴ
ハーツクライ Wild Again
ラスカルスズカ Cozzene
ディープインパクト Caerleon
ディープインパクト Caerleon
スターオブコジーン サンデーサイレンス
ダンスインザダーク Private Account
キングカメハメハ サンデーサイレンス
タニノギムレット フジキセキ
グラスワンダー サンデーサイレンス
ホワイトマズル サンデーサイレンス
サンデーサイレンス トニービン

集計期間:2010. 6.13 ~ 2014. 6.15

ダンスインザダーク産駒の激走

まずダンスインザダーク産駒の成績を見てほしい。

過去5年中3年で好走している。残りの2年は出走馬がいなかった。さらに好走馬3頭以外にも……

ダノンヨーヨー 5着(9番人気)

ミッキーパンプキン 5着(14番人気)

ご覧のとおり、超人気薄ながら掲示板を確保している。つまり、過去5年で5頭出走し、掲示板率100%なのだ。

だから今年もダンスインザダーク産駒を狙えばいいのだが、残念ながら出走登録がない。となると、ニジンスキーの血に注目すべきだ。

2012年は母父カーリアン(ニジンスキー系)の2頭で決着。さらに3着の超人気薄マイネルスターリーは母母父がマルゼンスキー(ニジンスキー系)だった。

このように、明らかにニジンスキーの血を持った馬の好走が目立っている。

ダンジグの血

2つ目はダンジグの血に注目したい。父、母父に持っている馬こそ、昨年のマイネルラクリマのみ。しかし、父母父や母母父など、3代以内にダンジグの血を持っている馬は多い。

昨年の1、3着馬ディサイファとダークシャドウは母母父がダンジグ。さらに2010年の覇者セイウンワンダーは父母父がダンジグ系だ。

東京芝1800mは持続力が求められる舞台であるため、ダンジグの血が合っている。

父ノーザンダンサー系

さらにより広い括りで見てみると、父ノーザンダンサー系の期待値が高い。

もともと東京の芝コースは近年、父ノーザンダンサー系の期待値が高く、エプソムカップでもマイネルラクリマ、サンレイレーザー、シルポートの3頭が好走。いずれも3番人気以下の伏兵だった。

以上のように……

・ニジンスキー
・ダンジグ
・父ノーザンダンサー系

この3つに当てはまる馬は要注意だろう。

なお、今年の出走馬で3つの条件にすべて合致する馬はこの馬だ。

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ディープインパクト産駒が人気になるため、妙味が生まれるはず。おそらくここから勝負することになるだろう。