今週は函館スプリントステークスに加えてユニコーンSが行われる。
なんといっても注目はアジアエクスプレスだ。芝の2歳王者決定戦を制したダート無敗の怪物がどんな競馬を見せるのか。
まずはユニコーンSの概要から見ていこう。
ユニコーンSの舞台設定
ユニコーンSは3回東京6日目にダート1600Mで行われる。
このレースには大前提として、とても顕著な傾向がある。それは「距離短縮組の台頭」だ。
過去10年の前走別の成績を見てみると、好走馬はほとんどが距離短縮組であることが分かる。
◆前走距離別集計
集計期間:2004. 6. 5 ~ 2013. 6.16
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前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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同距離 0- 2- 3- 34/ 39 0.0% 12.8% 0 35
今回延長 1- 2- 1- 34/ 38 2.6% 10.5% 22 26
今回短縮 9- 6- 7- 59/ 81 11.1% 27.2% 46 62
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距離短縮組の出走数が一番多いものの、好走率、回収値ともに距離短縮組が圧倒している。
基本的には距離短縮馬を狙っていくべきレースなのだ。
しかし、気をつけなければいけない点もある。
例えば今年は最も多く好走馬を輩出してきたローテーションである兵庫チャンピオンシップからの参戦馬が不在。
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前走レース名 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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兵庫CG2 2- 3- 2- 6/13 15.4% 53.8% 65 101
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また、同じく好走馬を輩出していた端午Sが2013年から1400Mに短縮された(2012年までは1800M)ことで、距離短縮ローテを歩んでくる有力馬が少なくなった。
このため、例年よりは同距離馬、距離延長馬の台頭があるかもしれない。
ただ、穴を開けている馬も含めてほとんどが距離短縮馬だったという点に関しては、頭に入れておきたい。
となると、人気に支持される可能性が高いこの馬は、ローテーション的な観点から言えばあまり積極的に手を出したい馬ではない。
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