今回は鳴尾記念について書いていこう。

宝塚記念を見据える馬たちが集まる前哨戦で求められるのはどのようなことなのだろうか?

鳴尾記念の“本質”

鳴尾記念のポイントは舞台設定にある。

阪神芝内回り2000m。

阪神競馬場は中央4場の一つで直線が長く、本格派の競走馬が走る競馬場として知られている。ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、アパパネといった桜花賞馬がそのまま名牝への階段を登っていくのは、阪神芝外回り1600mというフロックで好走することができないコースで行われていることもひとつの要因となっている。

ただし、鳴尾記念のコースは内回りだ。

直線が短く、瞬発力より機動力が求められる。言い方を変えると、末脚より器用に立ちまわる能力が求められるわけだ。

よって、好走馬を見てみると、直線の短いローカルコースで結果を出してきた馬たちばかりとなっている。

2014年
1着 エアソミュール(1番人気)
函館のオープン、巴賞で1着。同じく小回りの中山のディセンバーステークスでも1着と、小回りで結果を出していた。

2着 アドマイヤタイシ(9番人気)
福島記念、中山金杯でともに2着。抜群のローカル適正があった。

3着 フラガラッハ(10番人気)
同じ阪神の内回りで行われる阪神カップや阪急杯で好走歴あり。

2013年
1着 トウケイヘイロー(6番人気)
小回り中山のダービー卿チャレンジトロフィーで1着の。ここを皮切りに函館記念、札幌記念と連勝し、暮れには香港GIで2着に。

2着 エクスペディション(7番人気)
小倉記念の覇者。キャリア6勝のうち、5勝を小倉で挙げている小回り巧者だ。

3着 ダノンバラード(3番人気)
ディープインパクト産駒ながら切れ味がなく、ローカル的なシチュエーションで結果を出してきた。アメリカジョッキークラブカップや、京都内回りのアンドロメダステークス(※重馬場開催)で1着と、小回りのタフな馬場が得意。

ご覧のとおり、過去2年だけ見たが、好走馬はどれもローカル的な馬だった。

今年もローカルで走りそうな馬を優先的に買っていけば、的中へとつながっていくことだろう。

なお、今年の出走馬で随一のローカル的な穴馬はこの馬だ。

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前走は完全な前残りになったため、参考外でOK。小回りでの好走実績が豊富なため、見直したいところだ。