今回は天皇賞春の有力馬診断を行っていこう。
キズナに続いて取り上げるのはゴールドシップだ。2年連続で天皇賞春で人気を裏切っている馬。
今年は馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。
ゴールドシップの信頼度
ゴールドシップは世間で「気分屋」、「わかりにくい馬」と言われている。
しかし、戦績を振り返ってみると、本当にわかりやすい馬だと感じる。
もはや予想家の間では“通説”になっているように、東京や京都の高速馬場で走らず、中山や阪神といった重たい馬場で走る。また、距離が伸びれば伸びるほどいい。
走る条件
・重たい馬場
・長距離
走らない条件
・軽い馬場(高速馬場)
・距離が短い
前走の阪神大賞典は「重たい馬場」の「長距離」と、ゴールドシップが“走らないわけがない条件”だった。よって、「復活」という表現は正しくない。走る条件で使われて普通に走っただけで、強くなったとか状態が良くなったとか、そういったことはない。
7着に終わったアメリカジョッキークラブカップは「有馬記念後の反動」、「路盤改修の影響で軽くなった中山の馬場」、「有馬記念からの距離短縮」など、走らない条件が揃っていたと考えられる。
つまり、ゴールドシップは衰えたわけでも強くなったわけでもない。ただただ自分に向いた条件で走り、向かない条件で走っていないだけなのだ。
そう考えると、2年連続で人気を裏切っている天皇賞春はゴールドシップにとって好ましい条件とはいえない。しかも先週のマイラーズカップでディアデラマドレが上がり31秒9という破格のタイムを記録したように、京都はかなりの高速馬場となっている。
長距離とはいえ、上がりが重要なファクターになってくるのが天皇賞春だ。ゴールドシップが走るためには、馬場が渋る等の“恵み”がなければ厳しいと言わざるを得ない。
ちなみにゴールドシップと同じく、この条件がやや向かない人気馬といえばこの馬だ。
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母系が完全なステイヤー血統。天皇賞春は長距離レースとはいえ、いくらなんでも重たすぎる。よほど力差がない限り、ここで勝ちきるのは難しいだろう。