今回は青葉賞の考察を行っていこう。
今回スポットライトを当てるのは1番人気が予想されるレーヴミストラル。「勝ち切れない理由」と書いたのにはそれなりの理由がある。
馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。
致命傷となる“遅生まれ”
レーヴミストラルは普通に考えれば買っていい馬だろう。特に未勝利戦はそれなりにレベルが高かった。比較的一貫したラップを刻み、純粋な実力が求められるようなレース質だった。そんな中、2着に0.2秒差をつけたのだから価値がある。
2着のレーゲンヴァルトは次走2着、2走後1着で勝ち上がり、3着のワンダーアツレッタは次走勝ちあがり、2走後にすみれステークス3着、若葉ステークス2着になっているのだから、それなりにレベルが高かった。
前走のアザレア賞では瞬発力が問われるレースに対応上がり1位の鋭い切れ味で差し切ってみせた。ここで上位人気に支持されるのも頷ける。
ただひとつネックとなっている。それが、誕生月だ。
レーヴミストラルは5月8日生まれ。競走馬としては比較的遅生まれだ。遅生まれだとどういった弊害が出てくるのか? 当然、成長は他の馬に比べてゆっくりになる。
事実、青葉賞における5月以降に生まれた馬の成績は(0−2−2−12)と勝ちきれていない。2番人気2頭、4番人気3頭と、それなりに上位人気に支持された馬もいたが、勝った馬は1頭もいない。
これは何も青葉賞だけの傾向ではなく、ほとんどの2、3歳重賞(特に底力より早熟性が問われるトライアルレース)で言えることだ。
レーヴ一族はレーヴダムール(阪神ジュベナイルフィリーズ2着)、レーヴディソール(同1着)を筆頭に、早熟傾向にあるわけだが、彼らは1〜4月生まれだった。5月生まれのこの馬が勝てるのかどうか、注目が集まる。
当然、“未知の人気馬は嫌う”の鉄則からいくと、嫌って妙味ありだと思うが。
さて、レーヴミストラルと違った理由で1着はないのではないかと考えているのはこの馬だ。
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瞬発力血統が良いレースのため、父がキレないこの馬は血統的なハンディを背負っている。あまり強調できる馬ではない。