皐月賞はドゥラメンテが衝撃的な勝ち方をした。4コーナーでのゴタゴタはあったが、力は1枚も2枚も上だったということだろう。もともとクラシック番付で3番手に挙げていた馬だ。この圧勝も特に驚きはしない。

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馬券はサトノクラウンから入って失敗。前週、ルージュバックの件があったことで無敗にしては人気が集まっていないと判断し、軸としたが、スタートの失敗ですべてがおじゃんに。申し訳なかった。

高速馬場の余波

今年の皐月賞から来年に向けて1番考えていきたいのは、高速馬場の影響に関してだ。

上位人気で決着したため「実力通り」と片付けることはできる。ただ、高速馬場によってスピード血統が台頭したと考えることもできる

スピード色が濃いキングカメハメハ×サンデー系牝馬の配合で2000m以上のGIを勝ったのはドゥラメンテが初めて。またリアルスティール=ディープインパクトは皐月賞を苦手としている瞬発力血統であり、キタサンブラック=ブラックタイドはディープインパクトの全兄、そして母父はスプリント血統のサクラバクシンオーだった。

“例年の皐月賞”ならブライトエンブレムやベルーフあたりが台頭しても良さそうだったが、そうはならなかった。5着にクロフネ産駒のクラリティスカイが粘っていることを考えても、“高速馬場による傾向の変化”あったと考えるべきだろう。

ドゥラメンテは1800mを1分46秒9、リアルスティールは同距離を1分47秒1という秀逸なタイムで走破した経験を持っていた。「スピード馬場への適性の高さ」+「単純に能力の高さを証明していた」馬だったため、来年以降はこういうタイプの馬を狙っていくべきと言えるかもしれない。

なお、皐月賞でスピード能力が求められるようになったということはダービーに直結していく可能性もある。ドゥラメンテ、リアルスティール、キタサンブラックの3頭は引き続き注意していくべきだろう。

また、サトノクラウンは「出負け」+「展開の不利」+「4コーナーで膨れて大幅なロス」、「ドゥラメンテからの不利」と“四重苦”だった。血統的にはどうかといったところだが、ダービーで大幅に人気を落とすようなら、買っておきたい1頭だ。

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さて、今週はフローラステークスやマイラーズカップ、福島牝馬ステークスが開催される。なかなか調子が上がらない中、連続GI前に的中と行きたいところだ。

それぞれの本命候補は以下のとおり。

その馬の名(フローラ→A、マイラーズ→B、福島牝馬→C)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)

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Aは単純に実力上位。血統背景も悪くない。引き続き好勝負。

Bは本格化気配が漂う。前走はスムーズな競馬ではなかった。父はもちろん、近親にマイルチャンピオンシップの勝ち馬がいる血統だけに、京都替わりはプラスだろう。

Cは福島牝馬Sの好走血統に合致。前走は先行馬が全く残れない流れだった。内、先行有利な今の福島なら期待大!勝負の予感あり。