今回は高松宮記念の有力馬診断を行っていこう。
最初に取り上げるのは、外国馬エアロヴェロシティだ。外国馬の扱いは毎回苦労するはず。少しでも参考になればと思い、現時点での見解を書いていくことにする。
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エアロヴェロシティの評価
日本のスプリント路線は残念ながらレベルが高いとは言いがたい。
一昔前までカレンチャンやロードカナロアといった絶対的な王者(女王)がいた。しかし、彼らが引退したことでこの路線は混沌としている。
事実、昨年は(馬場の影響が大きかったとはいえ)1200m経験がないコパノリチャードが勝利。今年、1番人気が見込まれるストレイトガールがGI未勝利の6歳牝馬というのだから、層の薄さが伺える。
そう考えると、エアロヴェロシティは怖い存在だ。
なんといっても“スプリント大国”の香港で最も権威あるレースの一つである香港スプリントを勝っている。そのレースではストレイトガールに完勝。今年で7歳馬というが、極端な衰えが無ければ馬券になっておかしくない実力馬だ。
ただどの程度重視するかは最後まで悩みたいと思う。
なぜなら、今年の中京の馬場は例年と違うからだ。
中京といえば開幕週から差しが届き、外枠が有利な競馬場として知られている。しかし、今年は明確な内枠有利が続き、逃げ、先行馬が粘り込むケースが多発している。
例えばファルコンステークスは1枠1番のタガノアザガルが先行して押し切り勝ち。2着に2枠3番のアクティブミノルが入り、馬連2万4640円という高額配当を演出した。
日曜日のメインレースは逃げ馬と1枠1番の馬が連対。3着は3枠3番の人気薄だった。さらに準メインの1400mでは1枠2番のコウセンが好位追走から押し切り、3着はこれまた1枠1番の馬だった。
エアロヴェロシティは逃げ馬。もし今週末も先週までの馬場状態が続くようなら怖い存在だ。
一方で前述のとおり、中京は本質的に差し馬有利の構造となっている。馬場が差し馬場になるなら、割引が必要となる。
よって、(血統などの検証はこれから行うとして)基本的な路線としては土曜日の馬場を見て印の重さを決めることになる。皆さんも土曜日の馬場考察は欠かさないほうがいいだろう。
なお、ぱっと見、人気馬の中で最も血統が評価できる馬といえばこの馬だ。
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本質的にスプリントレースは向いていないが、舞台が中京なら話は別だ。この種牡馬の産駒の激走が相次ぐコースだけに、警戒が必要。そこまで人気が上がらない高松宮記念で勝ってもらって、秋のスプリンターズで大敗……という未来予想図も悪くない。