トーホウジャッカルが最終追いきり後に故障してしまった。軽傷というのが不幸中の幸いだが、ゴールドシップとの2強対決が期待されていただけに、残念だ。
これでゴールドシップの一本かぶりになることが確実になった。ある程度切る馬は切り、買う馬は厚く買わなければ儲からないような構図になったというわけだ。
では、どの馬を軽視し、その馬を評価していけばいいのだろうか?
ゴールドシップの評価
まず大前提として、今回のゴールドシップは買える。
大ポカをやらかすことが多い馬であるが、振り返ってみると走らなかったレースにはそれなりに理由があった。
東京と京都は苦手としているし、前走のアメリカジョッキークラブカップは有馬記念の反動や距離の短さなどがあった。
一方、阪神大賞典は過去2戦2勝と最も得意にしているレースの一つだ。メンバー的にも恵まれている。ここで走らないはずはない。
ということで、相手探しがこのレースの主題となる。
危険な人気馬
ゴールドシップに次いで人気になりそうなのが以下の馬たちだ。
ラストインパクト
ラブリーデイ
スズカデヴィアス
この3頭の取捨選択が重要になってくる。
結論からいうと、キングカメハメハ産駒の2頭は軽視しようと思っている。
3000m以上の重賞に出走したキングカメハメハ産駒は(1−1−0−16)。好走した2頭はダイヤモンドステークスで軽ハンデを活かして逃げ切ったケイアイドウソジンと、菊花賞で圧倒的1番人気を裏切って2着になったローズキングダム。どちらも強調できる内容とは言いがたい。
ラブリーデイは母父ダンスインザダーク、母母父トニービン、母母母父リアルシャダイという超スタミナ血統であるため一考の余地があるものの、人気で買いたい馬ではない。(人気が下がるようなら買ってもいいが、どう考えても2、3番人気だろう)
阪神大賞典は天皇賞春以上にスタミナが必要なレースだ。そういうレースでキングカメハメハ産駒の人気馬というのは、明らかに嫌って妙味ありだろう。
牝馬の扱い
もう一つ、牝馬の2頭について考えていこう。
基本的に牝馬は長距離で買えない。ツイッターでつぶやいたが、2005年以降、3000m以上の重賞に出走した牝馬の成績は(0−2−1−19)。ほとんど馬券になっていない。
馬券圏内に入った3頭に関しては馬格が牡馬に劣らなかったため、走れたと考えられる。馬券になった3頭の馬体重はそれぞれ496キロ、498キロ、476キロだったのだ。
そう考えると、前走448キロのデニムアンドルビーは非常に買いにくい。血統的にも長距離が苦手なディープインパクト×キングカメハメハという配合。好走したジャパンカップは超スローの瞬発力レースであり、スタミナ勝負をこなせる裏付けはない。
一方、フーラブライトは前走476キロ。こちらはギリギリ可能性ありといったところか。血統的にも母父メジロマックイーン、母母父マルゼンスキーとスタミナの裏付けはある。
最終的には土曜日の馬場を見て判断するが、今のところラブリーデイ、スズカデヴィアス、デニムアンドルビーの3頭は割り引いて考えたい。
なお、穴馬の1頭として考えているのがこの馬だ。
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意外と長距離レースで穴を開ける血統ということもあり、面白そう。マイラーのイメージが強い父の影響で全く人気がないようなら、穴馬として重い印を打っても。