今回はフラワーカップの検証を行っていこう。

第2回目の検証では「ダート適性が求められる」ということが分かった。今回はその“裏付け”とも言える要素を見ていくことにしよう。

ずばり、馬体重である。

馬格の重要性

ダート戦は芝のレースに比べてはるかにパワーが求められる

芝が陸上トラックだとしたら、ダートは砂浜だ。反発力のある陸上トラックで走るときはパワーよりスピードが求められる。

一方、砂浜の場合はどうだろうか? 砂はクッション性が高い。走る際、蹴りあげる力は砂に吸収されてしまう。よって、いくらスピードがあっても砂を蹴りあげるパワーがなければ前に進めない。

だからダート戦ではパワーが求められる。

では、どんな馬がパワーを持っているのか? 見極める簡単な要素がある。

それが、馬体重だ。

体が大きいほうが筋肉量が多いため、パワーを秘めている。ボクシングやレスリング、柔道に階級があることを考慮すれば、この説に異論はないはずだ。

事実、ダートの重賞クラスになると、出走馬のほとんどが480キロを超えている。500キロを超える馬も珍しくない。反対に450キロ以下の馬にお目にかかることはほとんどない。

ダート適正の高さが求められるフラワーカップでもこの理論が当てはまる

過去9回のうち、馬体重が480キロ以上だった馬の成績を見てみよう。

(3−3−3−11)
勝率15%
複勝率45%
単勝回収値291
複勝回収値155

ご覧のとおり、凄まじい成績を残している。

2014年
2着 パシフィックギャル(6番人気)

2012年
3着 サンキューアスク(10番人気)

2009年
1着 ヴィーヴァヴォドカ(11番人気)

2007年
3着 クロコレーヌ(12番人気)

これだけの人気薄馬が激走しているのだ。無視できないファクターといえるだろう。

当日、480キロを超えてくるような馬は、穴を開ける可能性を秘めている。

例えば前走480キロ近い馬体重だったこの馬は信頼性が高い人気馬と言えるかもしれない。

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前走476キロ。昨年11月以来の休み明けということでプラス体重で臨んでくる可能性が高い。そうなると、ある程度信頼していい人気馬と言えそうだ。