今回はフラワーカップの検証を行っていこう。

クラシックへ向けた最終ロードといえる重賞で求められるものとは何なのだろうか?

今回は普通の芝重賞では強調できない“あるファクター”に関して触れていこう。

求められるダート適正

フラワーカップの過去10年の好走馬の傾向を調べていて「面白いなぁ」と思ったのは前走ダートを走っていた馬の成績が優れている点だ。

(0−2−3−5)
複勝率50%
複勝回収値210
※10番人気以内

ご覧のとおり、10番人気以内に支持された場合、半数以上の馬が走っている。これは見逃せない傾向だ。

前走、ダートを走っていた馬というのは、当然ながらダート適性が高い可能性が高い。少なくとも陣営が「ダートで走れる」と見込んで出走させているわけだから、ダート馬的な資質を持ち合わせている。

そういうダート的な要素を持った馬が強調できるわけだ。

こういうことを書くと「ダート馬を買えばいいんだな?」と勘違いされることがよくあるが、何もダート馬を買えと言っているわけではない。

芝の重賞なのだから、そこら辺のダート馬が出てきてポンっと好走できるほど甘くはないのだ。あくまでも「ダート的な要素を持った芝馬」、あるいは「芝ダート兼用馬」といったところだろうか。

例えば一昨年3着のリラコサージュは父ブライアンズタイム、09年3着のマジックシアターは父ネオユニヴァースだった。どちらも芝ダート兼用の種牡馬として知られている。

こういうタイプの馬を狙っていくべきだろう。(よって、前走ダートに限らず、ダートっぽい馬は買っていきたい)

ちなみに先週のフラワーカップはダートで4勝を挙げているパワースポットが5番人気3着と好走。さらに4着には同じくダートで4勝を挙げ、前走エンプレス杯(ダート)で3着だったケイティバローズが12番人気4着と激走している。

馬場が向いていることは間違いないだけに、注目したいきたい。

なお、パッと見、合いそうなのはこの馬だ。

その馬の名(G)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)

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前走ダートではないが、「芝ダート兼用馬」と呼ぶにふさわしい血統と戦績をしている。前走がフロック視されて人気が出ないようであれば、狙ってみても面白い。