弥生賞の出走馬と枠順が発表された。

シャイニングレイ、トーセンバジル、ブライトエンブレムといった有力馬はどんな枠に入ったのか? 注目の伏兵たちは台頭できるのか? 見ていくことにしよう。

なお、弥生賞の徹底検証はメルマガで行っている。検証項目は以下のとおり。

・皐月賞との違い/Vol.659
・トライアル血統を狙え/Vol.660
・スピード馬たちの台頭/Vol.661
・上がり最速馬の不振/Vol.662
・完成度と誕生月/Vol.663
・脅威の後ろ盾/Vol.664
・全頭診断1、2/Vol.665, 666

あらゆる可能性を考慮し、多角的な目線で検証を行っている。一つのレースをこれだけ徹底的に分析するメルマガも、他にないのではないだろうか。

もちろん、検証だけでなく、結果も出している。今年の配信成績は以下のとおりだ。

勝負度B以上のレース
提供10R│的中5R(的中率50%
回収率158%

勝負度C以上のレース
提供41R│的中14R(的中率29%)
回収率152%

満足しているわけではないが、まずまずの数字といえるだろう。

メルマガの内容は弥生賞だけでなく、あらゆるレースに応用できる内容となっている。興味がある方はぜひ登録を。一緒に競馬を楽しみ、勝っていこう

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弥生賞枠順

2015年 3月 8日(日) 2回中山4日目 11頭 [15:45発走]
【11R】  第52回報知杯弥生賞
3歳・オープン・G2(馬齢)(国際)(指定) 芝2000m (A)

馬名 性齢 斤量 替 騎手
1 1 ベルラップ 牡3 56 *浜中俊
2 2 タガノエスプレッソ 牡3 56 菱田裕二
3 3 シャイニングレイ 牡3 56 川田将雅
4 4 サトノクラウン 牡3 56 *福永祐一
5 5 ブライトエンブレム 牡3 56 田辺裕信
6 6 グァンチャーレ 牡3 56 武豊
6 7 ジャストフォーユー 牡3 56 *戸崎圭太
7 8 トーセンバジル 牡3 56 *岩田康誠
7 9 クラリティスカイ 牡3 56 *横山典弘
8 10 タケルラムセス 牡3 56 *蛯名正義
8 11 コメート 牡3 56 嘉藤貴行

シャイニングレイは3枠3番、トーセンバジルは7枠8番、ブライトエンブレムは5枠5番に入った。では、どの枠順に入った馬が強調できるのか、見ていこう。

弥生賞│過去10回枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 1- 1- 8/11 9.1% 27.3% 15 52
2枠 2- 2- 1- 7/12 16.7% 41.7% 52 119
3枠 2- 3- 3- 5/13 15.4% 61.5% 236 182
4枠 0- 1- 1-13/15 0.0% 13.3% 0 108
5枠 0- 1- 2-13/16 0.0% 18.8% 0 66
6枠 2- 0- 0-15/17 11.8% 11.8% 132 33
7枠 1- 2- 2-15/20 5.0% 25.0% 8 57
8枠 2- 0- 0-18/20 10.0% 10.0% 12 10

集計期間:2005. 3. 6 ~ 2014. 3. 9

こちらはチューリップ賞と違い、基本的には内がいい

中山記念の際に「極端な外枠は不利」と書いて断然人気のイスラボニータが消えたように(彼の場合、枠順だけでなく数多くのマイナスファクターがあったが)、開幕から間もない分、外有利にはなりにくい。

スタートしてすぐコーナーを迎える芝1800mに比べると、コーナーまで距離がある2000mのほうが行くぶんかましであるものの、枠が内に越したことはない。

特に穴馬は内に入らないと厳しい。4〜10番人気に絞った枠順別の成績はというと……

1〜3枠(1−3−3−10)
4、5枠(0−2−2−13)
6〜8枠(1−1−1−33)

ご覧のとおり、好走率は内枠になるにつれて良くなり、外に行くにつれて悪くなっている。

今年は少頭数のため、例年より影響は小さいだろう。しかし、少なくとも軸馬は内枠から選んだほうが懸命だ。

なお、希望通りの枠を引いたのはこの馬だ。

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前走は外枠から出負けして外外を回る競馬になってしまった。少頭数ということもあり、この枠なら下手な競馬をすることはないだろう。これでより一層、信頼性は高まった。