今回は小倉大賞典の検証を行っていこう。
小倉芝1800mで行われるハンデ重賞で強調できる血統とは何なのだろうか?
歴代好走馬の血統から、好走馬の条件を見つけていこう。
小倉大賞典│過去5回好走馬血統
着 | 馬名 | 人 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|---|
1 | ラストインパクト | 1 | ディープインパクト | ティンバーカントリー |
2 | カフナ | 8 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス |
3 | ブレイズアトレイル | 4 | ダイワメジャー | エルコンドルパサー |
1 | ヒットザターゲット | 6 | キングカメハメハ | タマモクロス |
2 | ダコール | 2 | ディープインパクト | Unbridled |
3 | ダローネガ | 5 | ダイワメジャー | ホワイトマズル |
1 | エーシンジーライン | 5 | Giant’s Causeway | Danzig |
2 | スマートギア | 10 | マーベラスサンデー | パドスール |
3 | コスモファントム | 1 | Stephen Got Even | Paris House |
1 | サンライズベガ | 6 | アドマイヤベガ | Theatrical |
2 | バトルバニヤン | 9 | ジャングルポケット | Crafty Prospector |
3 | リルダヴァル | 1 | アグネスタキオン | Thunder Gulch |
1 | サンライズマックス | 7 | ステイゴールド | ダンシングブレーヴ |
2 | ヤマニンキングリー | 1 | アグネスデジタル | サンデーサイレンス |
3 | ミヤビランベリ | 5 | オペラハウス | ホリスキー |
集計期間:2004. 2. 8 ~ 2014. 2.23
この時期の小倉は持続力に優れた血統が強調できる。
実際、歴代好走馬の血統を見てみると、父サンデー系が占める割合が低い。しかもベタなクラシック血統というのはディープインパクトやアグネスタキオン、ステイゴールドくらいで、マーベラスサンデーやダイワメジャーといった非クラシック血統が台頭している。
持続力が重要
このことを頭に入れて、血統を考えていくと、強調できる血が見えてくる。今回は2つ挙げておこう。
まず注目したいのがキングマンボの血だ。
ここ2年、カフナとヒットザターゲットに加え、母父エルコンドルパサーのブレイズアトレイルも好走。3〜6年前は父キングマンボ系の出走馬が1頭しかいなかったため、出走してくればかなり高い確率で馬券に絡んでいることになる。
もうひとつはナスルーラだろう。
持続力といえばナスルーラ。そして小倉の重賞といえばナスルーラ(特にグレイソヴリン)を持った馬が穴を開けることが恒例となっている。
一昨年は母父タマモクロス(グレイソヴリン系)のヒットザターゲットが勝利。3年前は母父パドスール(ナスルーラ系)のスマートギアが10番人気ながら2着。そして2011年には父ジャングルポケット(グレイソヴリン系)のバトルバニヤンが9番人気ながら2着に入った。
これらの血に注目してみてはどうだろうか。
登録馬39頭の中で出走できそうな馬かつ、上記に当てはまっている有力馬といえばこの馬だ。
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