今回はダイヤモンドステークスの血統傾向について見ていこう。

東京芝3400mという長丁場で強調できる血とは何なのだろうか? 歴代好走馬の血統を紐解くことで激走馬を導き出していこう。

ダイヤモンドステークス│過去5回好走馬血統

馬名種牡馬母父馬
フェイムゲーム1ハーツクライアレミロード
セイクリッドバレー5タニノギムレットフジキセキ
タニノエポレット3ダンスインザダークジェネラス
アドマイヤラクティ1ハーツクライエリシオ
ジャガーメイル4ジャングルポケットサンデーサイレンス
メイショウカドマツ6ダイワメジャーKris S.
ケイアイドウソジン15キングカメハメハCutlass
ギュスターヴクライ1ハーツクライFabulous Dancer
スマートロビン2ディープインパクトLyphard
$コスモメドウ2King’s BestSadler’s Wells
コスモヘレノス4グラスワンダーエリシオ
キタサンアミーゴ6フジキセキトニービン
フォゲッタブル1ダンスインザダークトニービン
ベルウッドローツェ6ダイタクリーヴァバンブーアトラス
ドリームフライト10フサイチソニックリアルシヤダイ

集計期間:2005. 2.13 ~ 2014. 2.22

ポイントはスピードとスタミナの“共存”

距離をこなすためにはスタミナが必要だ。当然、強調できるのは天皇賞春や菊花賞の血、あるいは凱旋門賞やキングジョージを筆頭とする欧州中長距離GIの血だろう。

ただし、このレースは一筋縄ではいかない。

3400mという長丁場である一方、スローペースになりやすい。さらに直線が長いことから、ある程度の瞬発力が求められる。

つまり、ズブズブのステイヤー血統より、スピードの血を兼ね揃えた血が強調できるのだ。

特に理想的なのが、父系がスピード血統で母系が重厚なスタミナ血統という配合だ。例えばこの馬たちを見てみよう。

メイショウカドマツ 父ダイワメジャー
キタサンアミーゴ 父フジキセキ
ベルウッドローツェ 父ダイタクリーヴァ
ドリームフライト 父フサイチソニック

ご覧のとおり、彼らの父はマイルや2000mで活躍していた。長距離とはほとんど無縁であり、本来長距離戦では期待できない血だ。

しかし、こういう馬が好走するのが近年のダイヤモンドSの“トレンド”といえる。そして彼らの母系を見てみると、スタミナ豊富な血があることに気付かされる。

メイショウカドマツ
母父クリスエス
→シンボリクリスエスの父として有名。他には英ダービー馬クリスキンらを輩出した

キタサンアミーゴ
母父トニービン
→おなじみの凱旋門賞馬。東京が得意という点も含めて強調できる

ベルウッドローツェ
母父バンブーアトラス
→ダービー馬であり、種牡馬として菊花賞馬を輩出。底力血統として知られるセントサイモン系にとって東京の長距離戦はチョロいものだ。ちなみに昨年の覇者フェイムゲームの母父もセントサイモン系。

ドリームフライト
母父リアルシャダイ
→こちらもお馴染みの“菊花賞血統”。長距離レースでは欠かせない血の一つとして知らえている。

こういうタイプの馬は人気になりにくいため、格好の“狙い目”といえるはずだ。

今年の出走予定馬を見ると、この条件に合致する馬が何頭かいる。特に長距離レースで期待値が高い父を持つこの馬は、面白い穴馬の1頭と言えそうだ。

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