今回はフェアリーステークスで人気が予想される有力馬たちについて書いていこう。

デビュー2連勝で阪神ジュベナイルフィリーズで人気に支持されたコートシャルマン、良血馬カービングパス、ディープインパクト産駒のテンダリーヴォイスらの信頼度はどうなのか?

1頭1頭、見解を書いていきたい。

コートシャルマン

前走は阪神JFで3番人気に支持されながら10着に大敗。しかしデビュー2連勝を飾った素質馬であるため、ここでも人気に支持されるはず。ただシンザン記念の際に書いたように、1番人気のハーツクライ産駒は強調できない

http://jinkeiba.com/2014/1020/7591

前走は初のマイル戦ということで戸惑ったことも多かったはず。普通に巻き返しは期待できるが、頭としてはどうか、といったところ。

カービングパス

ハービンジャー産駒らしく、前走の赤松賞ではキレ負け。今回は上がりを求められないということで、上積みは期待できる

さらに血統もいい。先週の中山で父ダンジグ系は(0−1−1−3)とまずまず走っている。何より良血だ。半兄のコディーノは朝日杯フューチュリティステークスと皐月賞で2着。さらに同じく半兄のトレクァルティスタは先週の中山芝2000mで豪快な差しきり勝ちを決めた。

前走より向く舞台であることは間違いないため、評価したい1頭だ。

テンダリーヴォイス

金子真人オーナー所有のディープインパクト産駒。前走はカービングパスと同じ赤松賞を先行して押しきれずに2着だった。

フェアリーSはクラシック血統が走らないレースであるため、そのあたりがどうか。(今までディープインパクト産駒は出走したことがないため、なんとも言えないが。)ただし、ディープインパクトは母系の良さを引き出す種牡馬であるため、母系がどんな血統になっているかを見るのが重要になってくる。

母系で光るのが、なんといっても母母のブロードアピールだ。芝ダート問わず、短距離路線で活躍。根岸ステークスでの強烈な差しきり勝ちは今なお、色褪せない。

母のミスアンコールはダートで勝ち鞍があり、母父キングカメハメハは芝ダート兼用種牡馬だ。つまり、パワーを秘めた母系と言える。

となると、冬場の中山のタフな馬場を克服する可能性もあるのではないか。

まとめ

コートシャルマンは1番人気としてはどうかといったところだが、上位人気はそれなりに向きそう。とはいえ、荒れる重賞だけに、穴馬も発掘していきたい。イメージ的には「穴馬→人気馬2、3頭→ヒモ」の3連複、3連単で一発を狙いたいところ。

例えば、この馬は軸となる穴馬候補として有力だ。

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