今回はフェアリーステークス2016の検証をしていきます。
前回は予想のポイントについて書いたので、出走予定馬と照らしあわせていきたいと思います。
どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!
フェアリーSの出走予定馬と予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | クードラパン | 2.8 |
2 | クィーンズベスト | 4.4 |
3 | リセエンヌ | 5.2 |
4 | アルジャンテ | 9.4 |
5 | コルコバード | 11.0 |
6 | シーブリーズラブ | 13.2 |
7 | アラモアナワヒネ | 23.6 |
8 | ダイワダッチェス | 26.0 |
9 | エキドナ | 30.8 |
10 | レッドエトワール | 31.7 |
11 | タガノヴィアーレ | 44.7 |
12 | ビービーバーレル | 46.9 |
13 | コパノマリーン | 61.0 |
14 | ルミナスティアラ | 62.8 |
15 | ハマヒルガオ | 64.2 |
16 | レッドシルヴィ | 64.7 |
17 | シトロン | 105.6 |
18 | ラブリーアモン | 108.9 |
19 | カジノクイーン | 118.7 |
20 | カトルラポール | 136.5 |
21 | ダイワドレッサー | 138.7 |
22 | ボーアムルーズ | 232.5 |
23 | フジマサアクトレス | 273.1 |
24 | ラシーム | 330.9 |
25 | ポロス | 351.1 |
26 | トウカイフィーバー | 366.1 |
こんな感じですね。では、上位人気馬を見ていくことにしましょう。
クードラパン
【父】ダイワメジャー 【母父】Dynaformer
グランシルクの半妹。前走の阪神JFでは先行したものの、直線で失速して13着でした。それでも数少ない2勝馬というのが評価される模様。500万勝ちが同じコースのサフラン賞ですからね。
ダイワメジャー産駒は重賞で期待値が低い。しかし、ここは500万条件に毛が生えた程度のメンバーなので、格負けはしないはず。
また、今回は事実上、GIからの降級戦というのがポイント。
ダイワメジャー産駒は重賞の期待値が低い分、自己条件になると人気に応える傾向にあります。
ちなみに阪神JFからのローテで言うと……
サンブルエミューズ
阪神JF8着→フェアリーS3着
エピセアローム
阪神JF8着→チューリップ賞2着
トーセンベニザクラ
阪神JF10着→フェアリーS1着
と、結構、巻き返してきているんです。なので、無難に印を打ったほうが良さそうというのが現時点での見解です。
クィーンズベスト
【父】ワークフォース 【母父】フジキセキ
新種牡馬のワークフォース産駒。どう考えればいいかというと……
ポテンシャルは高くありません。イメージとしてはハービンジャーですかね。とにかく人気馬しか走らない。人気馬はある程度、いい肌馬につけられているので、母系の血だけで走ってしまうことがあるんですが、自分より強い相手になると、全く走らなくなる。
事実、デビューから今まで6番人気以下だった馬の成績は(0−0−0−54)と恐ろしい成績をしています。
今回は人気になるのでそれなりに走るかもしれませんが、長期的に見ると絶対に嫌ったほうがいい。2000mからの距離短縮もマイナスでしょう。
リセエンヌ
【父】ディープインパクト 【母父】Monsun
期待値の高かった重賞初挑戦で5番人気4着と微妙な成績に終わりました。内容的には力負け。
ここに入れば実力上位ですが、馬体重が420キロない馬なので、根本的に期待値は低いです。(今回は休み明けなので増えてくると思いますが)
力を発揮しやすい少頭数の東京マイル戦から多頭数でごちゃつきやすい中山替わりもどうなのか。去年の血統傾向(=ディープインパクトの走る馬場)なら買わなければいけないでしょうが、重たい印を打つ要素はあまりなさそう。前走4着馬というのも、極めて妙味がない。
アルジャンテ
【父】ディープインパクト 【母父】Favorite Trick
前走は東京芝1400mを大外枠から外を回って1着。競馬を見る限り、距離が伸びたほうがいいので、距離延長はプラスです。
ディープインパクト産駒の初重賞なので期待値が高い。同産駒は牝馬の方が穴馬としての期待値が高いのでいいですね。前走は前々から競馬が進めているので、脚質的な期待値も◯。
総じて割引となる要素がないので、重い印を打ちやすいですね。本命まで。
コルコバード(※除外……)
【父】ステイゴールド 【母父】エンドスウィープ
とにかく前走がハイレベルでした。掲示板に載った残り4頭のうち、3頭が次走勝ち上がり、残りの1頭も2度走って3着2回と、フロックではなかったことを証明しています。
あとデビュー戦が素晴らしかったですね。新潟とはいえ、2歳で上がり3ハロン32秒台というのは才能がないと出せません。2歳時に新潟で上がり32秒台を記録した馬たちのその後は……
ナヴィオン 上がり32.7秒
ききょうS1着
デイリー杯2歳S、シンザン記念3着
ハープスター 上がり32.5秒
桜花賞など重賞4勝
ゴットフリート 上がり32.6秒
朝日杯FS3着
アルフレード 上がり32.5秒
朝日杯FS1着、NHKマイルC2着
ジャスタウェイ 上がり32.6秒
天皇賞秋、ドバイデューティーフリー1着
※14年の世界ナンバーワンレートを獲得
シンメイフジ 上がり32.9秒
関東オークス1着
サクラメガワンダー 上がり32.9秒
宝塚記念2着
鳴尾記念連覇など重賞4勝
と、そうそうたるメンツが顔を揃えています。
新馬戦で1着だったサプルマインドは次走白菊賞で3着でしたから、コルコバードも普通に強いと思います。
ステイゴールド産駒の牝馬は3歳春のクラシックトライアルまでなら走るので、好勝負になるでしょう。内枠を引きたい。
上位人気はこんなところでしょうか。買いたい馬とそうじゃない馬がハッキリしているので、嫌う馬はバッサリ切ってしまって、穴馬も絡めて少点数で取りたいですな。
なお、穴馬候補の1頭になるのがこの馬でしょう。
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もともと期待値が高い種牡馬なので、少し注目しています。軽い馬場になったら厳しいと思うんですが、タフな馬場になってスタミナが活きる展開になれば出番はあるはず。