今回は中山芝2000mで行われるホープフルステークスについて書いていこう。
京都2歳ステークス2着のダノンメジャーを筆頭に、来年の飛躍を目指す馬たちが揃った。そんなレースのポイントを見ていくことにしよう。
“ズブい血統”を狙え
暮れの中山といえば馬場状態は総じてタフだ。
皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるとはいえ、皐月賞開催時の馬場状態とは異なるコンディションで行われる。
だからホープフルSはほとんどクラシックに直結しないし、“クラシックらしくない血統”が台頭する舞台である。過去の好走血統を振り返ってみよう。
ロベルトの血
2012年に好走したマイネルストラーノに注目してみたい。
同馬はディープインパクト×ロベルト系という血統をしている。ディープインパクトは母系の良さを引き出す種牡馬のため、母系が重いとタフな競馬に強い馬が生まれる。
マイネルストラーノがまさにこのタイプだった。ズブい分、タフな競馬への対応力があり、瞬発力系のディープインパクト産駒が苦手とするようなレースで台頭するのが特徴だ。
事実、ホープフルSでは10番人気ながら2着に好走している。
同じようにロベルトの血は強調できる。昨年は8番人気のエアアンセムが勝利。2年前は父シンボリクリスエスのサトノネプチューンが快勝するなど、過去7年中4年で勝利を挙げている。
ダート血統の台頭
ロベルト系も含め、ここ数年はとにかくダート血統の台頭が目立つ。
ここ4年でキングカメハメハ産駒が2勝、3着が1回。そしてロージズインメイ産駒が6、12番人気という人気薄ながら穴を開けている。
最近は馬場の造園技術が上がっているため、冬場でも緑の芝生を見ることができる。
しかし、一昔前までの冬場の競馬といえば、芝生が枯れてダートのようになっていた。ジャパンカップに訪れた外国の競馬関係者が枯れた芝生を見て「芝コースはどこにあるんだ?」と冗談めいた皮肉を言ったのは有名な話だ。
本来はそれだけ力のいる馬場ということ。パワーの血が強調できるのは当然なのだ。
今年の出走馬を見てみると、上位人気になりそうなのはベタなクラシック血統の馬たち。十分、波乱の可能性はありそうだ。例えばこの馬は穴馬の1頭として考えておきたい。
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