今年の阪神ジュベナイルフィリーズは混戦と位置づけて波乱を期待した。しかし、結果的にはそこそこ硬い決着。予想的にも縦目に終わった。

2015年の的中につなげるために、しっかりと回顧を行っていこう。

阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ/勝負度B

◎13 コートシャルマン → 10着
○17 ダノングラシアス → 13着
▲11 レッツゴードンキ → 2着
☆16 ショウナンアデラ → 1着
△06 トーセンラーク → 17着
△09 アローシルバー → 15着
×01 ロカ → 8着
×04 ココロノアイ → 3着
×18 ムーンエクスプレス → 4着

レース内容

まず注目されたのは展開だった。逃げ馬不在ということで展開が不透明だったからだ。好スタートを切ったスマートプラネットがハナを切り、前走短い距離をを使ったアカリアイドル、ムーンエクスプレスらが続く。

有力馬はコールシャルマンが先行。レッツゴードンキ、ココロノアイ、ショウナンアデラらは中団につけ、大幅に出遅れたロカは最後方からの追走となった。

レースは淡々としたラップを刻み、極端なスローにはならず。阪神JFらしい力が問われる展開となった。

直線では先行馬が粘る中、中団から進出したレッツゴードンキとココロノアイが叩き合いに。そんな中、大外を悠々と上がってきたショウナンアデラが差し切って1着でゴール板を駆け抜けた。2着争いを制したのはレッツゴードンキ。3着にはココロノアイが入った。

血統評価

阪神JFのポイントは「完成度の高さ」だった。血統的な完成度の高さ、言い換えれば早熟血統が買いだったわけだ。

ショウナンアデラはディープインパクト×Elusive Qualityという血統。クラシック血統×早熟血統というベタな好走血統だ。

レッツゴードンキはアパパネやローズキングダムといった2歳GI馬を輩出したキングカメハメハ産駒。実力上位だっただけに、高い評価を与えられるのは当然だった。

ココロノアイは早熟血統ではなく、どちらかといえば“名牝枠”といったところか。

ブログで推奨馬としてあげたように、ショウナンアデラは血統評価「A」。そして2着のレッツゴードンキも「A」だった。ベタに評価できる2頭が走ったにもかかわらず、他の馬を評価してしまった自分の予想は下手過ぎた。

来年への教訓

今回は混戦と位置づけたため、前走1400m組の出番があると判断したが、結果的にこれは間違いだった。

好走馬は3頭とも1600m以上で勝っている。一方、敗れた人気馬コールシャルマン、ダノングラシアスあたりは1400mしか使っていなかった。

現在の阪神はタフな馬場状態にあり、阪神JFはタフなレースになる。だからマイル以上を経験している馬のほうが有利。……ということは事前検証で散々やったにもかかわらず、その考察を生かせなかったことが恥ずかしくてならない

より詳細な回顧は、メルマガで行う予定。敗因や各馬の評価、そしてショウナンアデラらの今後に言及する。

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さて、来週のGIは朝日杯フューチュリティステークスだ。今年から阪神で開催される2歳王者決定戦。現時点での本命候補は以下になります。

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今日は予想に、香港GIに、選挙にと慌ただしい1日だった。少しの休息の後、今週のレースをしっかりと振り返って、来週に活かしていきたい。