今回はオークスの有力馬診断を行っていこう。

ルージュバック、ミッキークイーンに続いて取り上げるのはレッツゴードンキだ。桜花賞を制したキングカメハメハ産駒は府中でも輝くのか。

馬券的な観点から見て、どのように扱っていけばいいのだろうか? 見ていくことにしよう。

レッツゴードンキの信頼度

レッツゴードンキは本当に人気にならない馬だ。桜花賞馬であるが、想定は3番人気。下手をしたら4番人気になるかもしれない。

桜花賞は超スローの前残り→展開に恵まれた=人気にならない

キャリア6戦すべてで馬券圏内→だけど勝ち切れない(前回は恵まれた)=人気にならない

なんだか名前が格好良く◯い=人気にならない

こんな感じで人気にならない要素が満載なのだ。もっとも、この評価は不当なものだと感じている。

前走は恵まれたというが、恵まれるポジションにいられることも競走馬としての強さの一つである。特に近年は馬場造園技術の向上によって馬場が荒れず、前へ行った馬や内の馬が恵まれる傾向にある。レッツゴードンキにはそういったポジションをとれる強みがある。

そういう意味ではオークスでもその強みがあるのはアドバンテージだ。

NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルと前に行った馬たちが馬券圏内に残っている。今週もそうならないとも限らない。

不安要素を挙げるとすれば血統面か。桜花賞を制したGI馬であるが、近親に活躍馬はほとんどいない。府中の根幹距離GIで勝ちきり2冠を達成できるのか、という点に関してはやや不安がある。

もっとも、ルージュバックやミッキークイーン、クルミナルといった有力馬が総じて後ろからいくタイプの馬であるため、人気馬で最も信頼できるのはこの馬と言って良さそうだ。

なお、血統的に強調できる馬はこの馬だ。

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父は東京芝2400mのGIで実績がある。ややダート色が強い母系ではあるが、穴を開けておかしくなさそうな血統構成だ。