阪神ジュベナイルフィリーズの出走馬が確定した。
抽選組からはアカリアイドル、アルマオンディーナ、アローシルバー、カボスチャン、ダイワプロパー、ロカの6頭が出走権を確保。特にロカあたりは人気しそうなので、取捨選択に注意したい。
さて、今回は“穴馬の分岐点”を探っていこう。
カギは完成度
以前の検証で、2歳重賞に共通したポイントとして「完成度」を上げた。
詳しくは→名牝輩出レースの“盲点”
2歳秋にして完成された馬を狙うことが、穴馬を見つける方法の一つだ。
ではどうやって早熟性を見極めればいいのか? 方法はいくつもある。血統や厩舎の傾向である程度判断はつく。レースぶりを見るのもひとつの手だ。
しかし、人々は最も単純かつ、有効な方法を忘れている。
人間に当てはめてみると、分かりやすいだろうか。
例えば保育園を想像してみよう。3歳の子どもがいるとする。同じ3歳でも、子どもによって話せる言葉の数がぜんぜん違う。
一人前にしゃべっている子がいれば、片言を並べて頑張って話す子もいる。
なぜこういった違いが出るのか?
もちろん、遺伝(競馬で言えば血統)的なことはあるだろうし、家庭環境(競馬で言えば厩舎)もあるだろう。
ただ、この時期はもっと単純に、生まれた月の差が大きい。
30歳の4月生まれと12月生まれならほとんど差はないが、3歳の4月生まれと12月生まれでは大きな差が出てくるのだ。
好走率1%の消しデータ
話を競馬に戻そう。
誕生月に関するAという基準と、Bという基準がある。それぞれに該当した馬の阪神JFにおける成績を見てみよう。
A(3−6−5−36)
B(5−2−3−84)
これだけでは大きな違いが分からない。ただ、人気というフィルターを通すと、2つには大きな差があることが分かる。6番人気でみてみると……
A(0−3−3−26)
B(0−0−1−70)
いかがだろうか? 明確な違いがあることが、明確すぎるほどよく見て取れる。Aのほうが出走頭数が少ないにもかかわらず、激走している。一方、Bに該当した馬は70頭以上走って好走したのはわずか1頭だ。好走率はわずか1%。
つまり、6番人気以下でBに該当してしまった馬は絶望的なのだ。
狙うなら断然、ファクターAの該当馬なのである。
言い換えれば、穴馬を見つけたいならAの中から選ぶのがセオリー。まさにこれが“穴馬の分岐点”と言えるファクターなのだ。
もうほとんど答えは書いてしまっているが(笑)、真相はメルマガにて。このファクターも含めて、今回は7つの角度から出走馬を徹底分析する。気になった方は登録してほしい。
さて、今回はファクターAに該当する馬の中で、穴馬として期待できる馬を1頭お伝えしてこう。
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前走は直線持ったままで楽勝。ローテーションが気になるものの、注目しておきたい1頭だ。