今回はジャパンカップで人気が予想されるジャスタウェイについて書いていこう。

レーティングで“世界一”の評価を受けているハーツクライ産駒は、ジャパンカップでその力を発揮するのだろうか?

ハーツクライ産駒は秋の重賞1番人気で全敗

秋のGIシリーズではハーツクライ産駒についてさんざん取り上げた。

ワンアンドオンリーが菊花賞で、ヌーヴォレコルトが秋華賞とエリザベス女王杯、さらにナヴィオンがデイリー杯2歳ステークスで1番人気に支持されたからだ。この時はネガティブなことばかりを書いた。

1番人気のハーツクライは勝てない。

ハーツクライ好きの読者から苦情が来たほど(苦笑)、ハーツクライのネガティブキャンペーンをしてしまった。

しかし分析は間違っていなかった。この秋、重賞で1番人気になったハーツクライ産駒は5頭いたが、成績は(0−2−2−1)と1勝もできなかったのだ。

では、ハーツクライ産駒は弱いのか?

いや、結論から言えば、決してそんなことはない。むしろ、こういう“疑念”が生まれた時こそ、ハーツクライ産駒は“買い”なのだ。

強気なハーツクライこそ買い

ハーツクライ産駒は“王道の競馬”が合わない

包まれないように外外を回り、直線で外に出して力でねじ伏せる――。

そんな競馬ではハーツクライの良さが出ない。しかし、重賞で1番人気に支持されると騎手は“王道の競馬”を選んでしまう。だから、1番人気のハーツクライ産駒は勝てない。

一方、2、3番人気の場合、積極的な競馬をすれば勝てる可能性が出てくる。だから騎手は積極的な騎乗をする。そういうアグレッシブな競馬こそ、ハーツクライ産駒にぴったりなのだ。

事実、重賞における人気別の成績を見てみよう。

種牡馬:ハーツクライ重賞成績
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
6- 5- 3- 13 22.2% 51.9% 56 71
5- 5- 5- 13 17.9% 53.6% 95 90
4- 4- 0- 12 20.0% 40.0% 162 85
0- 4- 1- 9 0.0% 35.7% 0 79
2- 1- 2- 8 15.4% 38.5% 211 107

集計期間:2010. 9. 5 ~ 2014.11.16

ご覧のとおり、2番人気に支持されたほうが好走率、回収値ともに優れた成績を残している

思い返してほしい。ハーツクライは現役時代、積極的な先行策でディープインパクトを破った。ああいう競馬こそ、ハーツクライ産駒に合った乗り方なのだ。

ジャスタウェイは2、3番人気に支持されることが濃厚。となると、(福永騎手という不安は大きいが)期待値は高い

この馬の場合、状態面がすべてという感じがするし、そこが万全でないなら下位に沈むことも考えられる。だからこんなことを書いていて、あっさり切るかもしれない(笑)。

ただ、ハーツクライ産駒の2、3番人気の期待値が高いことは頭に入れていくべきだろう。

なお、同じように期待値が高いという意味で、この馬を評価したいと考えている。

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