今回はジャパンカップが“真の名馬決定戦”、あるいは“最強馬決定戦”と言われる理由について書いていこう。

ジャパンカップは東京芝2400mという、日本競馬で最も重要視される舞台で行われる。だからこそ、勝った馬は真の名馬と呼ばれるのにふさわしい。(詳しくは下記を参照)

ジャパンカップ2014予想│真の名馬が誕生する舞台

言い換えれば、ジャパンカップというのは純粋な実力が求められるレースで、極めてフロックが起こりにくい。他のレースはペースや展開次第で勝ち馬が入れ替わることがほとんど。しかし、ジャパンカップはそもそも好走できる条件を満たす馬が限られている。

実際に歴代の好走馬がどんな馬だったか見ていくことにしよう。

2013年
1着 ジェンティルドンナ(1番人気)
前年のジャパンカップなどGI4勝

2着 デニムアンドルビー(7番人気)
オークス3着

3着 トーセンジョーダン(11番人気)
天皇賞秋1着
2年前のジャパンカップ2着

2012年
1着 ジェンティルドンナ(3番人気)
牝馬3冠馬

2着 オルフェーヴル(1番人気)
牡馬3冠馬、GI5勝

3着 ルーラーシップ(2番人気)
香GIクイーンエリザベス2世カップ1着

2011年
1着 ブエナビスタ(2番人気)
天皇賞秋などGI5勝
前年ジャパンカップ1着入線(※降着で2着)

2着 トーセンジョーダン(6番人気)
天皇賞秋1着

3着 ジャガーメイル(14番人気)
天皇賞春1着
前年のジャパンカップ4着

2010年
1着 ローズキングダム(5番人気)
朝日杯フューチュリティステークス1着
日本ダービー、菊花賞2着

2着 ブエナビスタ(1番人気)
天皇賞秋などGI5勝

3着 ヴィクトワールピサ(7番人気)
皐月賞1着

2009年
1着 ウオッカ(1番人気)
日本ダービーなどGI6勝
前年のジャパンカップ3着

2着 オーケンブルースリ(2番人気)
菊花賞1着

3着 レッドディザイア(6番人気)
秋華賞1着

過去5年の好走馬15頭のうち、デニムアンドルビーを除く14頭がGI馬だった。また、デニムアンドルビーにしてもGIで好走実績があった。(しかもジャパンカップと同じ東京芝2400mで行われるオークスで好走)

過去のデータが示す通り、このクラスの馬たちでないと、“真の名馬決定戦”で好走するに値しないのだ。

今年は大半の馬がGI馬である。だからこそ、実績で劣る馬たちが穴を開ける可能性は極めて低い。名馬にふさわしい実績を持つ馬を勝っていくことが、ジャパンカップのセオリーなのだ。

ということで、GI未勝利馬で好走する可能性があるのは、この馬だけだろう。

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東京芝2400mを得意としている。前走はちぐはぐな競馬に終始してしまったため、スムーズに行けば上積みも期待できる。穴馬の1頭として考慮しておくべきだろう。