今回はジャパンカップで上位人気が予想されるイスラボニータに関して触れていこう。

デビュー以来、安定した戦績を重ね、前走の天皇賞秋でも馬券圏内を確保。3歳勢の大将格としての地位を確立している。そんなイスラボニータはジャパンカップでも買えるのだろうか?

イスラボニータの不安要素

大きく分けると、イスラボニータの不安要素は2つある。まずは「父フジキセキ」という点だ。

何度も書いてきているように、フジキセキ産駒はいつか距離の壁にぶち当たる。今までは若さゆえに距離をこなせてきたが、次にぶち当たっても全くおかしくないのだ。

2000mを超えるGIにおけるフジキセキ産駒の成績を見てみると……

種牡馬:フジキセキ
着別度数勝率複勝率単回値複回値
1- 7- 2-64/741.4%13.5%642

集計期間:2000. 4.16 ~ 2014.11. 2

ご覧のとおり、勝ち鞍はひとつのみ。イスラボニータの皐月賞だけだ。

イスラボニータ自身が2000m以上のGIを勝っていること、さらに天皇賞秋でも馬券に絡んだ点を見れば、そんなことは気にしなくていいように思える。

しかし、客観的な事実として、天皇賞秋は1番人気ながら3着に敗れている。外枠や展開といった不利が働いたとはいえ、人気に応えられなかったのだ。

この事実は重く受け止める必要がある。

さらにもうひとつ知っておいてほしい事実がある。とにかく3歳馬にとって、古馬の王道路線を歩むというのは過酷なローテーションなのだ。

近年、菊花賞の権威が落ちたことや、中距離GIの価値が高まったことでクラシックより古馬3冠路線を歩む3歳馬が増えている。

そして古馬GIに挑戦しようとする3歳馬は、ほとんどがクラシックで勝ち負けするクラスの馬だ。だから、古馬3冠の1冠目、天皇賞秋で人気に支持され、好走する馬も多い。実際、5番人気に支持された3歳馬は(0−2−3−2)と、勝ちこそないものの、安定して走っている。

しかし、成長途上にある3歳馬にとって、一流の古馬と戦うというのは大きな負担になる。しかも舞台はどちらも府中の根幹距離コースだ。底力が問われる舞台であり、あとに残る疲労も半端ではない。

実際、天皇賞秋で好走した3歳馬がジャパンカップに出走した場合、人気を裏切ることがほとんどなのだ。

フェノーメノ
天皇賞秋2着→ジャパンカップ4番人気5着

ペルーサ
天皇賞秋2着→ジャパンカップ3番人気5着

ディープスカイ
天皇賞秋3着→ジャパンカップ1番人気2着

フェノーメノはダービー2着、ペルーサはジャパンカップと同じコースの青葉賞を完勝し、ダービーで2番人気に支持された。そしてディープスカイは他ならぬダービー馬である。さらに天皇賞秋で好走し、実力が劣っていないことを証明した。しかし、人気に支持されながら人気以上に走った馬はいないのだ。

イスラボニータの前走のパフォーマンスを見れば、距離は問題ないと思いたくなるし、今回も買いたくなるのは当然だろう。

しかし、血統と、天皇賞を経て参戦してくる3歳馬の歴史を見ると、イスラボニータが挑むミッションの難易度の高さが分かるはずだ。

この辺りを考慮し、高い評価を下すか、軽視すべきか、決めていかないといけない。

では、どんな馬を狙っていけばいいのか? 現時点で私が注目しているのはこの馬だ。

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戦績的には「充実期」とはいえないものの、年齢的にキャリアのピークにあることは間違いない。鞍上のせいで力を発揮しきれない部分があったが、今回は名手が手綱を取る。巻き返しの可能性は高まったはずだが、果たして?