今週はジャパンカップの検証を徹底的に行なっていく。
今年は国内外合わせて13頭のGI馬が出走を予定。まさに“最強馬決定戦”の様相を呈している。
そんなレースのポイントはどこにあるのだろうか?
“真の名馬”決定戦
ジャパンカップは東京芝2400mで行われる古馬GIだ。2014年の東京開催を締めくくる、秋最大の大一番である。
ジャパンカップの最大のポイントは、東京芝2400mで行われるという点だ。東京芝2400mといえば、日本ダービーが行われる舞台として知られている。
日本ダービーは3歳で最も重要なレース。そしてジャパンカップは古馬GIで最も権威のあるレースだ。3歳と古馬のもっとも重要なレースが同じ東京芝2400mで行われている。つまり、言い換えれば……
日本における競走馬の強さの定義は「東京芝2400mで勝てる馬」
なのだ。すべてのホースマンはダービーを勝ちたいと考える。だから(少なくとも)最初は東京芝2400mで勝てる馬を作ろうとする。必然的に東京芝2400m(芝中距離)の競争率は高くなり、レベルは高くなる。直線が長い東京の芝中距離ということで、究極のスピードが求められ、中途半端な実力では通用しない。
しかもジャパンカップは約2カ月行われる秋の東京開催の最終週に行われる。だから馬場はタフなコンディションになっている場合がほとんど。言い換えれば、タフな馬場を攻略できる底力がないと好走できない。
つまり、スピードと底力の両方を求められるのがジャパンカップなのだ。この2つを持ち合わせていなければ“真の名馬”となることはできない。歴代の好走馬を見てみても、ほとんどの馬が歴史的名馬として名前が挙がる馬となっている。
ジェンティルドンナ
ブエナビスタ
ローズキングダム
ウオッカ
スクリーンヒーロー
アドマイヤムーン
ディープインパクト
アルカセット
ゼンノロブロイ
GI1勝馬はスクリーンヒーローのみ。そのスクリーンヒーローにしても翌年の天皇賞秋で連対し、この激走がフロックでなかったことを証明している。
今年も馬券に絡む資格があるのは“真の名馬”のみである。言い方を変えれば、“真の名馬”にふさわしい馬を見つけることができれば、馬券を当てることができるわけだ。
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距離不安がささやかれているが、“真の名馬”として歴代勝ち馬と並んでも遜色ない力を持っている。やはり外せない1頭となりそうだ。