今回はマイルチャンピオンシップで上位人気が予想されるトーセンラーについて書いていきたい。

昨年の当レースではマイル初挑戦という不安を払拭して差しきり勝ちを収めた。乗りに乗っているディープインパクト産駒は連覇を達成することができるのだろうか?

トーセンラーの連覇の可能性

昨年の覇者で今年は1番人気に支持される可能性が高い。それもそうだろう。

ディープインパクト産駒は京都の芝重賞で覚醒中。血統的に合わないはずがない。京都大賞典3着からの参戦というのは昨年と全く同じ。しかも去年は57キロで3着だったが、今年は58キロで3着。斤量が1キロ減る本番ではさらなる飛躍が期待される。

そんなトーセンラーに不安要素はあるのだろうか?

ひとつ上げるとすれば「年齢」だろう。

ディープインパクト産駒の老け込み

というにも、ディープインパクト産駒は6歳で重賞を勝ったことがない。実際に6歳時の重賞成績を見てみよう。

種牡馬:ディープインパクト(6歳)
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
0- 4- 1- 25/ 30 0.0% 16.7% 0 52

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2014.11. 2

1番人気5頭を含む14頭が5番人気以内に支持されていた。しかし、勝った馬は1頭もいない。しかもAJCCでのサクラアルディートを除き、好走馬はすべて2番人気以内に支持されていた。

3番人気以下は(0−1−0−22)と全く走っていない。

初年度産駒が6歳になったばかりとはいえ、大きなネックとなるデータだ。

ディープインパクトは4歳で引退してしまったため、成長力がどうだったか、実際のところは分からない。ただ、産駒の傾向を見る限り「早熟>>晩成」という傾向が強い。6歳になると、一気に老け込む傾向が見られるのだ。

京都でも勝ち切れない?

今年の京都芝1600〜2400mにおけるディープインパクトの6歳馬の成績も芳しくない。

20頭が走って(1−4−2−13)と1勝しかできていない。1番人気3頭を含む12頭が5番人気以内に支持されたが、勝ちきれていない。唯一の勝利もハンデ戦で挙げたもの。斤量のハンデがもらえないとかなり辛くなってきている。

年齢的な視点から見ると、6歳のディープインパクト産駒を厚く買うのは好ましいこととは思えない。勝ち切れない傾向にある1番人気を買うというのは、リスクが高いのだ。

これから検証を進めていくにつれてプラスファクターが見つかれば重い印を打つこともあるが、基本的にはヒモ程度の扱いが妥当といったところだろう。

では、ディープインパクト産駒で面白いのはどの馬なのか? 私はこの馬を評価したいと思っている。

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年齢は問題ないし、京都適性の高さは証明済み。もともと能力の高さには定評があっただけに、ここで巻き返しを期待したい。