今回はマイルチャンピオンシップにトーセンラー、ワールドエース、ダノンシャークといった有力馬を送り出す種牡馬ディープインパクトについて書いていこう。

今年の京都芝重賞で“確変”を起こしているサンデーサイレンス系最強の種牡馬はマイル王決定戦でも買えるのだろうか?

ディープインパクトという絶対的買い要素

秋のGIシリーズに関する記事で、ディープインパクト産駒とハーツクライ産駒について何度も書いてきた。

「耳タコだよ」と思っている読者の方も多いと思う(苦笑)。ただ大事なことなので今一度、書いていきたい。

結論から言えば今の京都では「父ディープインパクト」というだけで買う理由になる。

ディープインパクト産駒はもともと京都が得意だ。特に今年は“確変”している。今秋、京都で行われた重賞の結果を振り返れば、その理由が一目で分かる。

2014年秋京都芝重賞勝ち馬一覧
レース名 着順 馬名S 種牡馬
エリザベG1 ラキシス ディープインパクト
デイリーG2 タガノエスプレッソ ブラックタイド
ファンタG3 クールホタルビ マツリダゴッホ
スワンSG2 ミッキーアイル ディープインパクト
菊花賞G1 トーホウジャッカル スペシャルウィーク
秋華賞G1 ショウナンパンドラ ディープインパクト
京都大賞G2 ラストインパクト ディープインパクト

集計期間:2014.10.14 ~ 2014.11.16

恐ろしい成績だ。7レース中、ディープインパクト産駒が4勝を挙げている。しかも……

・デイリー杯2歳SとファンタジーSはディープインパクト産駒の出走なし
・ブラックタイドはディープインパクトの全兄弟

また、菊花賞は3000mという特殊な環境で行われる。比較的長距離が苦手なディープインパクト産駒にとって厳しい舞台設定と言える。

つまり、2400m以下で行われる重賞にディープインパクト産駒が出走した場合、事実上全勝という結果が出ているのだ。

ディープインパクト産駒というだけで買い。

そう断言するのに十分な素材は揃っている。

ディープインパクト産駒の不安要素

今回、ディープインパクト産駒は6頭登録している。

エキストラエンド
ダノンシャーク
トーセンラー
フィエロ
ミッキーアイル
ワールドエース

この6頭すべてを買うべきなのか? もちろん、余裕のある方は買ってもいいだろう。馬券圏内を独占しても驚けないのが今のディープインパクトなのだから。

ただ、絞れるなら絞るべき。なぜならディープインパクト産駒の中で明確な優劣をつけることは可能だからだ。

では、ディープインパクト産駒で面白いのはどの馬なのか? 私はこの馬を評価したいと思っている。

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年齢は問題ないし、京都適性の高さは証明済み。もともと能力の高さには定評があっただけに、ここで巻き返しを期待したい。